2024年3月11日2024年3月18日エステ王子チャンネル
なぜサロン経営をする上で物販商品は重要なのか
サロン経営を考える際、物販商品の導入について検討することは非常に重要です。
サロンオープンを目指す多くの方々が、どの程度商品を取り扱うべきか、そしてどの種類の商品を扱うべきかについて疑問を持ちます。
物販がしっかり行われているサロンは、繁盛しておりリピート率の高い傾向にあります。
これは、サービスの提供だけではなく、追加の収益源として物販を活用しているためです。
物販による収益の拡大
サービスのみ提供する場合、収益は提供時間と顧客数に限定されます。
しかし、物販を導入することで、収益は大幅に伸びる可能性があります。
たとえば、エステサロンを例に上げた場合、1時間1万円でサービスを提供し、1日3人のお客様を接客するとします。
1日で3万円、これを30日続けると90万円になります。
しかし、3人だけでは限界があり、最大でも売上が月90万円です。
オプションがあったとしても、時間単位の販売に限られますので、そこから10万円や20万円を上乗せするのが限界だと思われます。
それが物販商品がある場合、売上は2倍や3倍とさらに上乗せが可能になります。
適切な商品選定
では、どのような商品を取り扱うのが望ましいのでしょうか。
例えば、サプリメント、化粧品、家庭用美顔器などが例として挙げられますが、リピート購入されやすいものや単価の高いものを選定することが効果的です。
物販で取り扱うべき商品は、サロンのサービスと密接に関連するものが望ましいです。
仕入れの掛け率と利益率
仕入れ価格が高いほど利益率は下がります。
理想的には、売価の40%程度で仕入れることが望ましいです。
適切な掛け率で仕入れることが、サロンの利益拡大に直結します。
気に入った商品やお客様に喜ばれる商品を選びながら、最適な掛け率を意識して商品を扱いましょう。
経営視点でのサロン運営
サロンを趣味ではなく、ビジネスとして捉え、どのようにして利益を最大化し、安定した経営を行うかが重要です。
ただし、最初から多くの種類の商品を仕入れる必要はありません。
大切なのは、サロンが提供しているメニューと親和性の高い商品を選んで仕入れることです。
例えば、シミを改善するメニューがある場合はそれに適した化粧品を、ダイエットメニューがある場合はダイエットに効果的なサプリメントを提供するといった具合です。
自サロンのメニューを分析し、それに合った商品を仕入れることで、物販品はより売れやすくなります。
ですので、この点を踏まえて、是非物販を検討してみてください。
物販商品はその一環として非常に有効な戦略であり、サロンが提供するメニューに合わせた商品選定が成功の鍵となります。
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大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。
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