美容コラム
-
育毛・発毛促進効果のある「オタネニンジン」
2024.9.9
オタネニンジン(人参、学名:Panax ginseng)はウコギ科 (Araliaceae) に属し、神農本草経上品に収載されている重要な漢薬です。 日本では「朝鮮人参」「高麗人参」とも呼ばれています。 オタネニンジンの特徴 オタネニンジンは中国、朝鮮半島原産の多年生草木で、根茎は短く、主根は肥大して分枝し、茎は直立し、高さ約60cm、単一で無毛で…
-
“むくみ”に良いとされる「イチヤクソウエキス」
2024.5.17
イチヤクソウ (学名: Pyrola japonica Klenze) は、ツツジ目イチヤクソウ科イチヤクソウ属に分類されます。 イチヤクソウ属は北半球の温帯に約40種が分布する多年生草本で、常緑色が冬に目立つため「ウインター・グリーン(winter green)」の英名があります。 和名は1つの薬草で諸病に効くことから「一薬草」の字が当てられた…
-
睡眠ケアの成分「アシタバ葉/茎エキス」
2024.4.24
アシタバとは? アシタバ(Angelica keiskei Koidzumi)はセリ科の多年草で、関東南部から紀伊半島にいたる太平洋岸に分布します。 特に伊豆七島を代表する植物で、通説では原産地は八丈島であるとされています。 ハチジョウソウとの異名をもちます。 房総半島、三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島、紀伊半島など日本の中南部の温暖な海岸地…
-
糖化と肌のエイジング②
2024.2.13
前回に引き続き今回も糖化と肌のエイジングについてご紹介します。 ▶前回の記事はコチラ 肌においてはどうか? 肌も血管で支えられている臓器の一つなので、糖化した血管ができてしまえば、冷え性だけでなく、水分や栄養が十分にまわらず、あらゆる肌の老化につながります。 そして肌において重要なのは「真皮層」で作られ…
-
糖化と肌のエイジング①
2024.2.7
アンチエイジングにおいて、よく耳にする「酸化」とともに「糖化」も欠かせないキーワードとなっています。 簡単にいうと「酸化」は「錆びてしまう」ことで、「糖化」とは「焦げついてしまう」ことです。 どちらにとっても、細胞、組織レベルでのダメージであり、老化だけでなく、病気の始まりともなりますので、どちらも“ 予防” という概念が必要なものとなります。 …
-
注目の美容成分 I型コラーゲンの産生促進作用のある「クサスギカズラ根エキス」
2024.1.23
クサスギカズラ(学名:Asparagus cochinchinensis (Lour) Merrill)は、日本の暖地海岸草原からインドシナ半島にかけて分布する『ユリ科』の半つる性の多年草です。 天門冬とは この種の紡錘根を天門冬(てんもんどう)と称し、漢方では強壮、去痰薬などの効能で処方されています。 天門冬は、ひげ根を除いた根を外皮が剥がれやす…
-
注目の美容成分 脂肪を燃焼する「カフェイン」
2023.12.18
カフェインの歴史 カフェインは、アルカロイドの一種です。 1820年Rungeがコーヒー豆から初めてカフェインを取り出し、その後、茶葉、グァラナ、マテ茶などからも発見されました。 その組成はLiebig、Wohlerが決定し、構造はStenhouse の研究に始まり、1895~1899年E. Fischerの全合成により確定されました。 …
-
注目の美容成分 キネシン抑制による色素沈着を抑制する「ワイルドタイムエキス」
2023.12.7
シソ科植物ワイルドタイム(学名:Thymus serpyllum 和名:ヨウシュイブキジャコウソウ)は、ヨーロッパ、北アフリカおよび北アメリカ北東部を原産とし、山地に野生しており、ときに海岸の日のよくあたる岩地に生え、茎は地上をはい、枝は斜上し、3-15cmくらいになります。 葉をもむと特有な香りがします。 花は6-7月ごろで、枝先に層をなして密…
-
注目の美容成分 抗酸化効果のある「加水分解酵母エキス」
2023.11.10
加水分解酵母エキスとは 加水分解酵母エキスはビール酵母(Saccharomyces cerevisiae)の細胞から抽出して得られる細胞原形質抽物を酵素で加水分解した乾燥重量4.5%のエキスです。 ビール酵母の主成分は分子量20万以上のグリコプロテイン、タンパク質約1%、オリゴサッカライド約3%を含有します。 グリコプロテイ…
-
注目の美容成分 抗炎症作用と紫外線吸収作用のある「カミツレエキス」
2023.6.14
カミツレエキスは、 キク科植物ジャーマンカモミール(Matricaria chamomilla Linne.)の花の30w/v%エタノール水溶液による抽出物です。 ジャーマンカモミール(German chamomile)は、 ヨーロッパを原産とし、紀元前1世紀頃には ハーブ療法として評価を得ていたことから 中世には消化器系の不調や膨満感の緩和や睡眠…