美容コラム
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エラスターゼ阻害作用のある抗シワ成分 「カニナバラ果実エキス」
2022.4.19
バラ科植物カニナバラ(学名:Rosa canina 英名:Rose hip)は、野生のバラでノバラとも呼ばれます。 ヨーロッパではノバラといえばカニナバラのことです。 南米のチリやアンデス山脈に多く生育しており、ヨーロッパ、西アジアにも生育しています。 カニナバラにはたくさんの呼び名があり、ノバラ、ヨーロッパノバラ、ドッ…
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コラーゲン合成作用のある抗シワ成分 「ノイバラ果実エキス」
2022.4.1
バラ科植物ノイバラ(学名:Rosa multiflora 英名:Japanese rose)は高さ2m程度の落葉性のつる性低木で、沖縄以外の日本各地の山野に自生しています。 日本の代表的なノバラ(野薔薇)のひとつです。 ノイバラは、漢方ではエイジツと呼ばれ、果実は偽果ですが、薬用には赤く成熟する一歩手前の少し青みがかったものを採取し、それを乾燥し…
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コラーゲン合成作用のある抗シワ成分 「クズ根エキス」
2022.3.24
マメ科クズ(Pueraria lobate (Willd.) Ohwi) の根は、生薬「葛根」の基原として日本薬局方に規定され、葛根湯などの漢方製剤に使用されています。 日本薬局方の葛根にはイソフラボン配糖体であるプエラリン(puerarin)が2 %以上含まれ、その他にダイズイン(daidzin)、ダイズインのアグリコンであるダイゼイン(daidzein)が含まれていま…
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注目の美容成分 二酸素化されたリポペプチド「パルミ卜イルトリペプチド-3」
2022.3.8
注目の美容成分 二酸素化されたリポペプチド「パルミ卜イルトリペプチド-3」 パルミ卜イルトリペプチド-3は二酸素化されたリポペプチド(palmitoyl-Lysyl-Dioxymethionyl-Lysine) でシワの気になる額や目尻部分の肌を再構築し、内側からシワを平らに滑らかに整えます。 化粧品表示名称はパルミ卜イルトリペプチド-3です。 …
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注目の美容成分 2種類のパルミトイルオリゴペプチドを配合した「Matrixyl(Rマーク) 3000」
2022.2.17
注目の美容成分 2種類のパルミトイルオリゴペプチドを 配合した「Matrixyl (Rマーク) 3000」 Matrixyl (Rマーク) 3000 (Sederma社) にはパルミトイルトリペプチド-1とパルミトイルテトラペプチド-7の2種類のパルミトイルオリゴペプチドが配合されています。 パルミトイルトリペプチド-1はグリシン、ヒスチジンおよびリシンからな…
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【注目の美容成分】FGF(Fibroblast growth factor)様の 「アセチルデカペプチド-3」
2022.2.5
【注目の美容成分】FGF(Fibroblast growth factor)様の 「アセチルデカペプチド-3」 アセチルデカペプチド-3は、アルギニン (Arg) 、リシン (Lys) 、セリン (Ser) 、トレオニン (Thr) 、トリプトファン (Trp)およびチロシン (Tyr) からなるデカペプチドと酢酸との反応生成物です。 アセチルデカペプチド-3は、…
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線維芽細胞を活性化してコラーゲンの産生を増加させる「パルミトイルトリペプチド-5」
2022.2.1
パルミトイルトリペプチド-5はリシン(Lys)とバリン(Val)からなるトリペプチドのN末端をパルミチン酸で修飾したパルミトイルオリゴペプチドのひとつです。 パルミチン酸で修飾するのは、ペプチドの経皮吸収を促進するためです。 パルミトイルトリペプチド-5の配列はPal-Lys-Val-Lys-OHで、分子量は611.9です。 …
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末梢血流改善作用とメラニン生成抑制作用のある美白成分「アルニカエキス」
2022.1.25
こんにちは。 キク科 (Compositae)ウサギギク属(Arnica)アルニカ (学名Arnica montana) は、ヨーロッパのイベリア半島、ピレネ一山脈、アルプス、アペニン山脈北部、及びヨーロッパ中部から北部の標高1,000~2,800 mの高山帯に位置する酸性土壌帯の牧草地、粗林などに生える多年草です。 草丈20~60 cmで茎は直…
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抗菌効果のある「オウバクエキス」
2022.1.12
オウバクエキスは、キハダ(学名:Phellodendoron amurense Ruprecht)またはその他同族植物(ミカン科;Rutaceae)の周皮を除いた樹皮のエキスである。 キハダ (みかん科キハダ属)は北海道から九州およびアジア東北部の山地に自生している落葉高木。 樹皮をコルク質から剥ぎ取り、コルク質・外樹皮を取り除いて乾燥させると生…
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みずみずしいうるおいのある素肌6 表皮基底細胞と表皮基底膜との接着
2022.1.5
表皮は、真皮側から基底層、有棘層、顆粒層、角層の4層構造からなり、その大部分は表皮角化細胞によって構成されています。 隣接した表皮角化細胞間にはデスモソーム(desmosome)や密着結合(tight junction)など、複数の細胞間接着構造が存在し、これらの構造によって表皮角化細胞が互いに接着しています。 デスモソームは、デスモプラキン(d…