注目の美容成分 アクネに効果のある「オウレンエキス」

カテゴリー:大学教授に学ぶ正しい化粧品の知識

2021年12月31日


注目の美容成分 アクネに効果のある「オウレンエキス」

 

今回は「オウレンエキス」についてです。

 

黄連(オウレン)はキンポウゲ科オウレン属の植物の一種で、学名Coptis japonica (Thunb.) Makino、英名は Coptis Rhizomeです。

 

常緑の多年草で、根茎は漢方薬としても使われます。

北海道、本州、四国に分布し、山地の木陰に自生する。

常緑の多年草で薬用に栽培されます。

 

本種、および同属のCoptis chinensis Franchet、Coptis deltoidea C. Y. Cheng et Hsiao又は Coptis teeta Wallichの根茎を乾燥させたものも黄連(オウレン)という生薬であり、

 

体のほてり(熱)を抑える性質が有るとされ、胃や腸を健やかに整えたり、腹痛や腹下りを止めたり、心のイライラを鎮めたりする働きがあります。

 

抗菌作用、抗炎症作用等があるベルベリン(berberine, 図1)というアルカロイドが含まれています。

 

苦味と黄色の成分であるベルベリン、パルマチン(palmatine)、コプチシン(coptisine)、ヤテオリジン(jateorrhizine)、オーレニン(worenine)、マグノフロリン(magnoflorine)等のアルカロイドの他、フェルラ酸(ferulic acid)などを含んでいます。

 

エキスには抗菌、抗炎症、抗ストレス潰蕩などの作用があり、ベルベリンには抗菌、血圧降下、心臓抑制、抗炎症作用などをはじめ、多くの薬理作用が報告されています。

 

苦味健胃薬として多くの健胃、整腸、下痢止め、洗眼に用いられ、また、漢方では他の多くの生薬と組み合わせて利用しているされています。

 

基原植物のオウレンCoptis japonica はこの変種のセリバオウレンC. japonica var. dissecta、及びキクバオウレンC. japonica var. japonicaを含んでいます。

 

C. chinensis は中国で黄連、味連、川連と呼ばれ、四川・湖北・陜西省で栽培されています。

C. deltoidea は三角葉黄連、雅連と呼ばれ四川省で栽培されています。

 

C. teeta は雲南黄連、雲連と呼ばれ、雲南省・西蔵自治区に野生しています。

C. omeiensis (峨眉野連)、C. quinquesecta は基原植物として用いられません。

 

化粧品にはアクネ菌(Propionibacterium acnes)の抗菌目的でニキビ用化粧品に日本種の50%エタノール抽出エキスが用いられます。

 

 


 図1 ベルベリン

 

 

記事


前田 憲寿 先生
医学博士
東京工科大学 教授
日本スキンケア協会 顧問

 

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