美容コラム
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保湿とアンチエンジング素材『ヒドロキシプロリン 』
2018.8.9
真皮マトリックス成分の主成分であるコラーゲン線維は、加齢とともに減少し、これがしわやたるみの要因のひとつです。 したがって、真皮線維芽細胞のコラーゲンの産生を促進することにより、しわやたるみを防ぐことができると考えられています。 コラーゲンが他のタンパク質と大きく異なることは、 ①グリシン(Gly)という最も単純なアミノ…
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美容&スキンケア情報「注目の美容成分 『「保湿の名脇役」アミノ酸 』」
2018.8.8
注目の美容成分 『「保湿の名脇役」アミノ酸 』 化粧品中の保湿の主役はグリセリンですが、主役を引き立てる名脇役はアミノ酸です。 角層を構成する角質細胞内は、ケラチン線維と線維間物質で満たされています。 線維間物質はアミノ酸などの天然保湿成分(NMF)などで構成されており、 角層の水和性(保湿性と吸湿性)を調整しています。 角層が適度な水分を含んだ状態であれば、角層は強靭でしなや…
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美容&スキンケア情報「注目の美容成分 『「乾燥から生体を守る」トレハロース 』」
2018.8.7
トレハロースとは、キノコ類や酵母、地衣類、海藻類などに含まれ、グルコースが1,1-グリコシド結合してできた二糖の一種です。 細胞を保護する効果と高い保湿効果があり、各種化粧品に配合されています。 トレハロースによる効果 実は、トレハロースは「クマムシ」やシダ植物の一つである、イワヒバ(Selaginella tamariscin…
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美容&スキンケア情報「注目の美容成分 『「美容オイル」スクワラン』」
2018.8.5
スクワランは、スクワレンという哺乳類や植物などに含まれている、不飽和炭化水素を水素添加して製造した、無色の炭化水素系流動油分のことです。 エモリエント作用に優れており、クリームや乳液、マッサージオイルなどの多くの化粧品に使用されています。 スクワレンは、ヒトの皮脂や深海鮫の肝油、オリーブ、米ぬかなどから採取される油の中に含まれています。 し…
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注目の美容成分「“表情ジワ”に効果的なアルジルリン」
2018.8.4
表情ジワと加齢じわの原因 額の横じわや眉間の縦じわ、目じりの笑いじわなど、同じ表情を繰り返すことにより皮膚に折り目ができ、それが固定されてできるしわを「表情じわ」といいます。 表情じわは、表情筋が必要以上に収縮して硬くなってしまうのが原因で、もとの状態に戻りにくくなってできます。 一方、ほうれい線(鼻唇溝)や口もとのマリオネットラインなどは、加…
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注目の美容成分【複数の効能効果が認められている グリチルリチン酸ジカリウム】
2018.8.1
複数の効能効果が認められている グリチルリチン酸ジカリウムについてご紹介します。 化粧品の表示名称「グリチルリチン酸2K」は、グリチルリチン酸ジカリウムとも呼ばれます。 グリチルリチン酸ジカリウムの効果 シベリア南部、中国西部や東ヨーロッパなどに自生するマメ科の多年草植物である甘草、Glycyrrhiza glabraの主要成分…
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美容&スキンケア情報「注目の美容成分【しみに効果のあるアスコルビルエチル】」
2018.7.31
注目の美容成分【しみに効果のあるアスコルビルエチル】 ビタミンCには、黒いメラニンを淡色化する働きがあるので、ビタミンCは「しみ・そばかす」に効果が期待できます。 しかしながら、ビタミンCは不安定で壊れやすく、黄褐色に変色してしまうので、 化粧品に配合されているビタミンCは、安定にした誘導体が主に配合されています。 関連記事:できたシミを薄くする水素に関する記事…
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美容&スキンケア情報「注目の美容成分 “美白効果”と”肌あれ改善効果”を併せ持つトラネキサム酸」
2018.7.30
注目の美容成分「美白効果」と「肌あれ改善効果」を併せ持つトラネキサム酸 トラネキサム酸は、抗プラスミン作用を有するアミノ酸誘導体で、 内服により ・湿疹(しっしん) ・じんましん ・出血、口内炎における口内痛・扁桃炎(へんとうえん) ・咽(いん)・喉頭炎(こうとうえん)における咽頭痛 の治療に用いられている医薬品です。 &n…
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美容&スキンケア情報「注目の美容成分 安全な美白成分【アルブチン】」
2018.7.29
シミのもと「メラニン」の生成を抑える働きがある美白有効成分には、約20種類ありますが、それぞれ特徴があります。 その中の1つに、25年以上の使用実績があり、安心して使用できる美白有効成分に「アルブチン」があります。 ▶関連記事:美白の天敵である「シミ」について アルブチンは、ツツジ科の植物であるコケモ…
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美容&スキンケア情報「【注目の美容成分】しみ・しわ・たるみにビタミンC 」
2018.7.28
【注目の美容成分】しみ・しわ・たるみにビタミンC ビタミンCには黒いメラニンを淡色化する働きがあるので、 ビタミンCは「しみ・そばかす」に効果が期待できます。 しかしながら、ビタミンCは不安定で壊れやすく、黄茶色に変色してしまうので、 化粧品に配合されているビタミンCは、安定にした誘導体が主に配合されています。 この安定型ビタミンCはビタミンCよりも効果としては低くなります。 また、イオン導入を…