美容コラム

  • しみと美白

    皆さんは「しみ」と言うとどういうものを考えますか?   「しみ」という言葉は使い勝手が良く、頻繁に聞かれる言葉です。 しかし「しみ」そのものを理解し、お客様へ情報としてどのように提供するかでお客様からの信頼度や対処方法が異なります。 しみは主に褐色の色素斑とされていますが、 最も解りやすく言うと茶色、褐色、黒色、青色など色のついた斑状のものと解釈できます。   色…

  • 注目の美容成分 高い保湿力のある植物多糖体「シロキクラゲ多糖体」

    シロキクラゲ多糖体(Tremella Fuciformis Polysaccharide)は、シロキクラゲ科のシロキクラゲ(学名:Tremella fuciformis、英名:Snow fungus)から得られる多糖体です。   グルクロン酸を約20%含有する酸性へテロ多糖体、マンノースを主鎖にキシロースとグルクロン酸を側鎖に持ちます (図1)。   シ…

  • ビタミンCのあれこれ⑦

    関連記事:ビタミンCのあれこれ①に関する記事はコチラ 関連記事:ビタミンCのあれこれ②に関する記事はコチラ 関連記事:ビタミンCのあれこれ③に関する記事はコチラ 関連記事:ビタミンCのあれこれ④に関する記事はコチラ 関連記事:ビタミンCのあれこれ⑤に関する記事はコチラ 関連記事:ビタミンCのあれこれ⑥に関する記事はコチラ   ビタミンCは、体内で様々な働きをする物質です。 …

  • 抗菌美肌効果のある「バンウコン根エキス」

    サンナ(バンコウ)の特徴・効果 サンナ(山奈、学名: Kaempferia galanga、和名:バンウコン)はショウガ科(Zingiberaceae)バンウコン属多年生草木の匍匐性の植物で、南インドが原産国の植物で、広東、広西、福建、台湾などの地域に分布します。   現在は東南アジアや中国南部でも栽培されています。   高さは10cmほどしか伸びませ…

  • 注目の美容成分 老化防止・抗炎症作用・保湿作用のある「ウチワサボテンエキス」

    メキシコで栽培されたOpuntia streptacantha の茎のエキスです。 サボテンはメキシコでは重要な植物であり、栽培されたOpuntia属を除く全ての種がワシントン条約の規制対象となっているが、本品は栽培されたOpuntia属にあたるためワシントン条約の規制対象外です。   化粧品の表示名称は、オプンティアストレプタカンサエキス、INCI名はOpuntia Strept…

  • 流行りの「HIFU」について

    流行りの「HIFU」について   コロナ禍になってから、美容に目を向けるかたの数は、だいぶ増えた印象があります。 マスクをしているうちに、ダウンタイムを伴う施術を受けてしまおう・・・など、人それぞれの理由はありますが、確実に増えています。   そして、最近のトレンドはやはりHIFU(高密度焦点式超音波療法)でしょう。 メディアや雑誌での特集は、群を抜いて多いと思います…

  • 抗炎症作用のある「ビワ葉エキス」

    枇杷(学名:Eriobotrya japonica 英名:Loquat)はバラ科の植物で、日本の暖地に自生しまたは栽培される常緑喬木です。   枇杷は、中国を原産とし日本には9世紀(801-900年)前後に渡来したと推定されており、江戸時代の幕末(1853-1869年)に清国から大果種が長崎に伝えられたことをきっかけに日本各地に普及しています。   枇杷…

  • 注目の美容成分 角質除去作用のある「スブチリシン」

    注目の美容成分 角質除去作用のある「スブチリシン」   スブチリシン (Subtilisin) は枯草菌 Bacillus subtilis 又は Bacillus licheniformis から得られる酵素です。 細胞のターンオーバーを向上、皮膚の小じわを減らす作用があります。   また、毛髪成長の阻害作用があり、ムダ毛処理に適しています。   スブチ…

  • たるみはどこから?⑦

    たるみはどこから?⑦   「たるみはどこから?」をテーマに各組織についてお話してきました。   はじめにお伝えした、たるみはすべての組織が関わるためにそれぞれのアプローチが必要ということがとても大切です。   しかし、すべてにアプローチできていない場合、個々の手技のみでは無駄な結果となるでしょうか?   もちろん、一つでもアプローチできればプラ…

  • エラスターゼ阻害作用のある抗シワ成分 「カニナバラ果実エキス」

    バラ科植物カニナバラ(学名:Rosa canina 英名:Rose hip)は、野生のバラでノバラとも呼ばれます。   ヨーロッパではノバラといえばカニナバラのことです。   南米のチリやアンデス山脈に多く生育しており、ヨーロッパ、西アジアにも生育しています。   カニナバラにはたくさんの呼び名があり、ノバラ、ヨーロッパノバラ、ドッ…