2022年10月12日2022年10月12日大学教授に学ぶ正しい化粧品の知識

ビタミンCのあれこれ⑦

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ビタミンCは、体内で様々な働きをする物質です。

人間にとってなくてはならない物質であることは、今までの内容から十分理解したでしょう。

 

では、細胞、各組織内ではどのように振舞うかについてお話します。

 

消化管から吸収されたビタミンCは、血流にのって目的組織に到達するのですが、まず行き着く先は『肝臓』です。

肝臓は摂取した栄養素を体内利用できる形に変え、貯蔵することができます。

 

また、摂取した薬剤やアルコール、ニ

コチンなどを代謝分解、

体内で産生されたアンモニア、

乳酸といった身体によくない働きをする物質を無毒化(解毒)することもできます。

 

 

 

 

肝臓は、再生能力の高い臓器で、病気などである程度肝臓の能力が低下しても、代償作用による高い回復力で働きを維持することができます。

逆に、肝機能が低下してしまうと、

作られ蓄えるべき栄養素は減り、分解しなければならない物質がそのまま体内に残るわけで、全身にとって有害であることは間違いありません。

肌も例外ではありません。

 

 

ではビタミンCはどう関わるか?

ビタミンCの肝臓における役割は、物質の代謝・分解において補酵素として関わります。

 

そして、生きている以上、酸化するのが細胞であり、その酸化を食い止めるのは他ならないビタミンCということです。

酸化した細胞は劣化、組織的にみたら老化、病気へと進行します。

抗酸化という働きは、それを予防、抑えるということです。ビタミンCは日々、その役割を担っている重要な物質なのです。

 

 

 

 

ちなみに、肝臓と疲労の関係はよく聞きますが、

『疲労回復にビタミンC』と言われる所以は、正にこのことと思います。

 

ビタミンC摂取を始めて、まず効果、体感として得られやすいのが『疲労回復』であるのは、摂取した直後に肝臓にいくためでしょう。

肝臓の機能、保護するためにビタミンCが多く使われます。

裏を返すと肝臓でほとんど使われてしまうのかもしれませんので、肌へ効かせたいなら、思っている以上の摂取量が必要ということです。

 

これは、食事だけでまかなえる量とは、到底考えられません。

だからサプリメントが必要である理由もわかるでしょう。

 

 

 

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記事

濱野 英明(はまの ひであき)先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

ヒアルロン酸・ボトックス注入認定指導医

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

 

 

 

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