2023年7月6日2023年7月6日お肌のトラブルケア,皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

【皮膚科医に学ぶ】血管は構造も機能も正常であることが 健康や美の秘訣①

今回と次回の2回にわたり

皮膚科医に学ぶ血管と美容の関係についてご紹介します。

 

 

血管は構造も機能も正常であることが 健康や美の秘訣

生活習慣病がクローズアップされ、

予防医学の重要性が広まりつつあるなか、

テレビや雑誌ではよく血管エイジングの話題が取り上げられています。

生活習慣病の予防や健康である基本は血管・血液にあることが認識され始めています。

 

そもそもどの臓器にしても血液は必要で、

それを運ぶ血管も同じように重要なのは自明の理なのです。

もちろん肌もその例にもれず、血流(血行)の状態により、

さまざまな肌トラブルが生じやすくなります。

 

ちなみに運動やエステ、マッサージは簡便にできる血流改善です。

運動はもちろんのこと、エステやマッサージも

ただのリラクゼーションではなく、血流改善を促すものと考えて良いと私は思います。

 

血流改善することで、特に肌への影響は多大なもので、

また他施術のバックアップとなることは間違いないのです。

 

 

 

 

血流が悪くなると老化がすすむ?

ところで“ 血流” は血行とも呼ばれ、それを構成するものに①血管②血液があります。

どちらが欠けても良い“ 血流” が維持されることはありません。

維持されなければ、各臓器の働きは悪くなり病気が始まり、

また老化も進みます

 

代表例は心筋梗塞や脳梗塞です。

これらは、血管内の動脈硬化から血管内腔が狭くなり、

心臓であれは心臓を栄養する血流が途絶え、

心筋が壊死、心臓が動かなくなることで死に至ることもあります。

 

皮膚科の疾患の一つ〝褥瘡(床ずれ)“ は皮膚の血流障害からくる最たるものです。

 

特に高齢者で

寝たきりであるかたの仙骨部やかかとに多いのですが、

寝たきりで圧迫されている部位の血流が悪くなり、

皮膚へ血液がいかなく皮膚壊死となります。

 

 

 

 

身近な血流障害『冷え性』

このように病気の引き金ともなる血流障害もありますが、

もっと身近な血流障害で言うと女性に多い” 冷え性” があります。

寒さなどの刺激で血管が収縮してしまい、末梢の手足が冷たくなります。

程度の差はあれ、どれにしても血流不足は各臓器に様々な問題を起こしていきます。

だから血流というものを意識して、

深く知っておくことはアンチエイジングの基本といっても過言ではありません。

 

 

次回は

血流を支える血管について、ふれたいと思います。

 

 

 

(引用:日本スキンケア協会会報誌vol.13)

 


記事

濱野 英明(はまの ひであき)先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

ヒアルロン酸・ボトックス注入認定指導医

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

 

 

 

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