マスキング剤としての「ローズマリー」

カテゴリー:大学教授に学ぶ正しい化粧品の知識

2020年11月20日


マスキング剤としての「ローズマリー」

本日は、マスキング剤としての「ローズマリー」についてお伝えします。

 

ローズマリー (学名:Rosemarinus officinalis L.、
和名:マンネンロウ (迷迭香)) はヨーロッパ、地中海沿岸地方原産の小低木です。
ローズマリーの語源は、「海のしずく」を意味するラテン語「ros marinus」で、
この植物が海岸の崖などからしたたるように花をつけることに由来すると考えられています。
古くよりヨーロッパや中国で薬草やハーブとして用いられており、
日本においても最もポピュラーなハーブのひとつです。
葉もしくは乾燥葉を香辛料、薬(ハーブ)として用います。
肉料理、野菜料理に良く合い、ウスターソースの添香料としても用いられています。
ローズマリーから得られる精油には、α-Pinene、1,8-Cineole、Campher、
Camphene、Borneol、Bornyl acetete等の香気成分が含まれ、香料として使用されます。
水蒸気蒸留法で抽出した精油も薬として利用されます。
ローズマリーは無香料をコンセプトとする化粧品の
基剤臭のマスキング剤として用いられます。
また、ローズマリーは、古くから空気の浄化、殺菌に効くといわれ、
虫除けとして用いられています。
中世ヨーロッパの修道院では盛んに栽培され、その花をリウマチ、
神経痛等に、花や葉の煎汁を風邪や熱病の薬としていました。
中国では全草を頭痛薬として用いられています。
現在でもヨーロッパでは薬用や香辛料として広く用いられており、
葉と茎をティー(tea)やベルモットに用いられます。
機能性成分としてロスマリン酸 (図1) やカルノシン酸、
カルノソール (図2) が含まれています。
ロスマリン酸には、
花粉症の症状を和らげる作用があることが知られています。
カルノシン酸、カルノソールには、生体防御機構を活性化させる作用があり、
解毒作用を高める作用が知られています。
ローズマリーは、セージとともに他のスパイスに比べて強い抗酸化作用があります。

 

記事


前田 憲寿 先生
医学博士
東京工科大学 教授
日本スキンケア協会 顧問

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