2023年7月14日2023年7月14日美容と健康のアドバイス,食事

【管理栄養士に学ぶ 美肌のための栄養学】鉄について

身体の内側から美肌対策

美の栄養素、今回のキーワードは「鉄」です。

 

と聞くと、貧血を思い浮かべる方が多いかと思いますが、

実は美容に欠かすことのできない重要な成分ということをご存知でしょうか。

 

鉄は赤の色素ヘモグロビンの原料に欠かせない成分です。

ヘモグロビンは酸素や栄養素を体内に運び、それにより細胞はエネルギーを生み出しています。

鉄が不足し酸素が運ばれず、栄養不足になると

血色が悪くなり乾燥やクマ・くすみといった症状が現れ

さらに肌の皮下組織では新しい細胞が作られずターンオーバーに乱れが生じます

 

 

鉄不足が爪にも影響する

もうひとつ、不足することでにも影響がでます。

爪に酸素が行きわたらなくなり、2 枚爪や、強度がなくなり薄くスプーン状の爪になります。

ピンクのキレイな爪も白っぽく濁ります。

さらに体内の循環機能が低下することから、むくみの原因にもつながります。

 

女性は生理があり、知らないうちに鉄の消費が拡大する為、

日頃から鉄不足にならない心がけが必要です。

 

 

 

 

食べ物に含まれる「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」

食物に含まれる鉄は2 種類。

肉、魚などの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、

野菜などの植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」

 

鉄のほとんどが小腸上部粘膜から吸収され、

吸収率はヘム鉄が10 ~ 20%、非ヘム鉄が1 ~6% ととても低いことがわかります。

 

「ヘム鉄」のほうが吸収率はいいですが、

非ヘム鉄もビタミンC と一緒に摂取することで吸収率を上げることが可能です。

 

お茶やコーヒーなどに含まれる「タンニン」は鉄の吸収を阻害するので、一緒に摂取するのは控えて下さい。

 

鉄を多く含む食品としてレバーが知られていますが、なかなか苦手という方も多くいると思います。

そんな時は煮干し、カツオ、うなぎ、いわし、卵、貝類(あさり、カキ、シジミなど)や大豆製品がおススメです。

 

あまり知られていませんが枝豆にも含まれているので旬の夏にさっぱりとオススメです。

毎日の食事で私たちの身体は作られていることを、日々意識して下さいね。

 

 

(引用:日本スキンケア協会会報誌vol.13)

 

 


記事

飯田 真莉 先生

管理栄養士/ サプリメントアドバイザー

株式会社ユー・ディー

クリニックやエステサロンのスタッフ様向けに栄養の勉強会などを実施。

 

 

 

 

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