2018年8月6日2018年8月6日スキンケアの基礎知識,美容コラム

美容&スキンケア情報「女性の体重増加 ②」

女性の体重増加 ②

女性の体重増加について今回は、「妊娠・出産期、授乳期」の
体脂肪の分布について記載させていただきます。

男性と女性では、体脂肪のつき方に明らかな違いがあるのはご存知だと思います。
男性の特徴としては、主に腹部の周りにつく上半身型の肥満。

女性の特徴としては、臀部や大腿部に脂肪が蓄積しやすい、下半身型の肥満を示すことが多いです。
女性の身体は女性ホルモンの影響を受けます。
特に妊娠・出産期、授乳期では、女性ホルモンの変化は著しく起こります。

この変化は、体脂肪の分布パターンにも影響を与えているというデータがあります。
妊娠初期(15~20週)と妊娠後期(32~38週)の妊婦の比較をした研究によると、
妊娠後期の妊婦では大腿部の皮下脂肪厚が妊娠初期の妊婦に比べ優位に高く、
逆に腹部の皮下脂肪厚では妊娠後期の妊婦に優位に低い値を示したとあります。

腹部の皮下脂肪厚は、胎児の成長にともなう腹腔内体積の増加によって薄くなると考えられています。
上腕部の皮下脂肪厚には、優位な差が見られなかったそうです。
しかし、 大腿部では優位な高い値を示しました。

この下半身に見られる脂肪の蓄積は、妊娠、出産期にみられる体脂肪分布の特徴です。
妊娠期に脂肪が大腿部へ蓄積されやすいのは、脂肪の蓄積に関与している脂肪組織の
リポ蛋白リパーゼ活性が上昇するためであると考えられています。

 

 

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