2018年8月6日2018年8月6日スキンケアの基礎知識,美容コラム

美容&スキンケア情報「女性の体重増加③」

美容&スキンケア情報「女性の体重増加③」

女性の肥満のリスクについてお話させていただきます。
一般的に女性の肥満は、男性の内臓型の肥満と違って生活習慣病のリスクは低いといわれています。

しかしながら、女性ならではのリスクがあるんです。
女性の体重は、生殖機能に影響を及ぼすとされています。
過体重でも、低体重でも、生殖機能に影響を及ぼし、月経異常、不妊などの頻度が増加します。

思春期、成熟期における肥満は、月経異常、妊娠力の低下を招くこと、
また肥満妊婦における周産期異常の増加、があげられます。
「肥満」と「痩せ」、どちらにおいても、月経異常の頻度は高くなる傾向にあります。

月経の周期は通常28日~30日ですが、長い周期や不規則な周期の女性では、
排卵障害や妊娠力の低下がみられるようになります。
月経周期が長い、あるいはまったく不規則な女性は、BMIが22~23が最も低く、
24~25になると、2倍のリスクになります。

さらにBMIが35以上の女性では、5倍のリスクになるんです。
では、次に妊娠中の肥満のリスクについてです。

妊娠時の肥満では、妊娠20週までに体重が増加し、
過体重となると、出産後にも肥満になりやすいことが指摘されています。
日本産婦人科学会栄養問題委員会では、妊娠時期別の肥満の基準を

非妊娠時BMI24以上、妊娠中期で26以上、妊娠10ヶ月で28以上と定めています。
近年「やせ妊婦」が増加していますが、
「やせ妊婦」には胎児の体重が少ないこと以外の週産期異常は、あまりないとされています。

一方で「肥満妊婦」では、妊娠中の合併症や、分娩異常が増加することが指摘されています。
糖尿病の合併頻度は肥満度とともに増加し、
また、帝王切開率や吸引分娩の率も、肥満度とともに上昇することが知られています
肥満者を、妊娠前に減量させることが重要であるとされています。

 

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