2023年6月26日2023年6月26日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

ビタミンA と アンチエイジング②

前回に引き続き

『ビタミンA と アンチエイジング』についてご紹介します。

 

 

ビタミンAの体への影響

前回お話したように、ビタミンA

とても優秀な物質であるにもかかわらず、

ピーリング的な要素があるためか、

または赤みや乾燥が現れることもあるので敬遠されがちです。

 

しかしアンチエイジングという観点からは

皮膚にとって必要な物質であるため、

なんらかの方法で取りいれたほうが良いようです。

 

どのビタミン、栄養素でもそうですが、

ビタミンAも食の変化、生活環境の変化で不足する一つの物質です。

ちなみにビタミンA そのものやビタミンA 前駆体である

カロテノイドを含む食事をしっかりとれていると

肝臓に蓄えられ、皮膚へ補充されてはいますが、

それでも皮膚内のビタミンA は慢性的に不足していると言われています。

そこで皮膚から直接取り入れることもメリットの高い方法と考えられます。

 

 

 

 

外用のレチノイドの効果とは?

ビタミンA は皮膚科領域でも美容皮膚科領域でも容量、

形態の差はありますがなじみのあるものです。

美容皮膚科ではよく外用のレチノイドの処方をします。

使用用途としてシミ治療などのアンチエイジングのほか、

ニキビの治療としても使われます。

また最近では機能的なビタミンA 含有の化粧品も多く発売されております。

 

 

ビタミンAを活用する上での注意点とは

これらをうまく利用することで、健康で、きれいな肌を目指すことができます。

しかし一つだけ注意しなければならないことがあります。

ビタミンA は脂溶性ビタミンの一つですので、容量、用法は守らなければなりません。

それだけ意識していただければ、

ビタミンA を普段のケアの一つに取り入れることで、

皮膚の改善もスムーズにいくでしょう。

 

 

 

(引用:日本スキンケア協会会報誌vol.12)

 


記事

濱野 英明(はまの ひであき)先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

ヒアルロン酸・ボトックス注入認定指導医

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

 

 

 

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