2013年12月15日2013年12月15日スキンケアの基礎知識

美容&スキンケア情報「香りの重要性」

香りの重要性

みなさんは、好きな香りはございますか?
香りにこだわりをお持ちの方も多いのではないかと思います。
私たちの毎日の生活には、多くの香りが満ち溢れています。

 

植物は香りで昆虫を誘ったり、動物たちも香りで種の保存を図ったりし、
私たちも食べ物の香りに食欲を刺激されたり、花の香りで季節を感じたりと、
香りからさまざまな刺激や情報を得ています。

 

化粧品にも香りは使われています。
香りを付ける理由はいろいろあります。

 

たとえば、原料の不快な臭いをマスキングしたり、
抗菌性のある香りで防腐効果を高めたりといった実用面。

 

一方で、よい香りを身にまとうことで使用者に幸福感を与える、
疲れたときに香りの刺激でリフレッシュしてもらうなど、
使う人の「気持ち」にはたらきかける目的もあります。

 

 

 

 

このように、香りは人間の生活とは切っても切れない不可欠なものとなっています。
最近では、香りを付加した柔軟剤が大変人気で、各社から新製品が次々と発売されています。

 

しかし、その人気商品となっている香りを付加した柔軟剤がですが、
国民生活センターが過度な使用の注意を呼びかけています。

 

国民生活センターの9月19日の発表によりますと、
柔軟剤の香りに関する相談が、2008年度の14件に対し
2012年度には5倍近い65件が寄せられていて、
その後も前の年を上回るペースで増加しています。

 

主な相談内容は、
「柔軟剤を使用し、室内干ししたところ、においがきつく、妻と2人ともせきが出るようになった。」
「隣人の洗濯物のにおいがきつ過ぎて頭痛や吐き気があり、窓を開けられなく換気扇も回せない。」

 

などというもので、相談者の6割までが「香りで体調を崩した」としています。

 

 

 

 

調査結果では、洗濯時に毎回柔軟剤を使用する人は、調査のたびに増加しており、
「2010年洗濯実態調査」のアンケート調査結果(対象者208名)では6割を超えています。

 

しかし、柔軟剤の使用量を洗濯物重量に応じて決めている人は2割程度でしかなく、
使用方法に関する質問では、計量していない人が 16%でした。
また、日記式調査結果(対象者 108名)では、標準使用量の2倍以上使用している人が23%いました。

 

柔軟剤を使用する理由が、香りや柔らかさといった個人的な感覚と嗜好によることが多いため、
使用量のばらつきが大きくなるものと考えられます。

 

柔軟剤は、入れ過ぎると洗濯物の吸水性が低下することがありますので、
使用量については、洗濯物重量に応じて適量を使用することを、
日本石鹸洗剤工業会工業会では推奨しています。

 

このことから、自分にとっては快適な香りでも、
他人は不快に感じていることもあることを認識しなくてはいけません。

 

また、サロンで、アロマを焚いているところも多いと思いますが、
柔軟剤の強い香りが、アロマの香りを消し、
効果を半減させてしまっていては問題です。

 

香りは「人を癒す」ことのできるものでもあり、
逆に「不快感を与える」こともできるものでもあります。

 

サロン内の香りはお客様を癒すためにすごく重要なものです。
掃除をした後の手の臭い、ご飯を食べた後の制服の臭い、食後の口臭、香水など
制服の柔軟剤以外に気を付けなければならない臭いは沢山あります。

 

今回の記事で香りの重要性を改めて感じていただき、
お客様に最高の癒しを提供できるようにしていただければと思います。