肌の生まれ変わり ターンオーバー

こんにちは。

歳を取るとケガが治りにくくなったりしますよね？

お肌も同じです。

今回はお肌の再生『ターンオーバー』についてご説明致します。

 

表皮のターンオーバーとは

表皮の新陳代謝、すなわち表皮を構成している角化細胞が

基底層で誕生してから角層を形成する角層細胞に角化し、

垢として肌表面から剥がれ落ちる過程、

いわば“表皮の生まれ変わり”を言います。

 

 

 

 

表皮のターンオーバーによって角層が絶えず新しい角層に入れ替わることで

物理的及び化学的に抵抗力を持つようになり、

微生物や有害物の侵入を防ぐことができ、

外界から体を守ることができます。

 

また、体内からの水分の蒸散を抑制することによって、

正常な生命活動を維持することができるのです。

このように、表皮のターンオーバーは

生体の維持や防御に重要な役割を果たしています。

 

ターンオーバーが遅くなると、紫外線などの影響で

過剰に作られたメラニン色素が表皮に留まったり、

角層が一枚ずつきれいに剥がれないことによって

古い角質が溜まったりして、肌の透明感がなくなってしまいます。

 

また古い角層は水分も失われているめ、表面がカサカサになり、

肌荒れになったり、様々な肌の老化やトラブルを引き起こしたりする原因にもなります。

 

 

 

 

サリチル酸は化粧品には 0.2%まで配合することができ、

古い角質を取り除いて毛穴をきれいにしてくれます。

サリチル酸には肌を引き締め、キメを整える働きもあります。

 

しかし毎日使用するとピリピリとした刺激感が出る場合や

肌がカサカサになる場合があるので

毎日ではなく週に1日か2日くらいの使用が良いとされます。

 

基底細胞が分裂して有棘細胞、顆粒細胞と分化するのに 14日、

そして角層でバリアとして機能し、垢として剥がれ落ちるのに 14日、

合計およそ 28日で生まれ変わると言われています。

 

しかしこれは10代や20代の平均のサイクルであり、個人差が大きく、

また加齢とともに表皮のターンオーバーは遅くなっていきます。

 

逆に、石鹸やボディソープに対する感受性や、

タオルでこする強さによってもターンオーバーは早まります。

アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患部位では

ターンオーバーが異常に早くなるだけではなく

不完全な角層が形成されるため、バリア機能が低下します。

 

参考:「しっかり学べるスキンケアカウンセリング教本」
日本スキンケア協会　公式テキスト

 

 

 

 

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