2022年8月18日2022年8月18日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

ビタミンCのあれこれ④

 

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ビタミンCは酸化しやすいという内容を、前回はお伝えしました。

 

その中で化粧品においては、その酸化予防のためにビタミンC誘導体という、体内の酵素によってビタミンCになる物質が必要になることもお話しました。

 

今回はそのビタミンC誘導体について少し深掘りします。

 

基本的にはビタミンC誘導体の使いどころはホームケアである化粧品やイオン導入です。

美容においてAPS(アスコルビン酸リン酸ナトリウム)、

APM(アスコルビン酸リン酸マグネシウム)は

以前から配合されている有名なビタミンC誘導体です。

 

 

 

 

AA−2G(アスコルビン酸2-グルコシド) もよく見るビタミンC誘導体で、日本においては、医薬部外品の美白有効成分、食品添加物として認可されています。

これらは水溶性ビタミンC誘導体がある一方、

脂溶性ビタミンCとしてVC-IP(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル) やパルミチン酸アスコルビルがよく使用されています。

 

そしてAPPS(アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸)は鳴り物入りで美容界にやってきた両親媒性のすぐれたビタミンC誘導体です。

 

また最近では、GO-VC(グリセリルオクチルアスコルビン酸)という、保湿性のあるグリセリンと殺菌作用のあるオクタノールが結合した両親媒性ビタミンC誘導体もあります。

これらビタミンC誘導体の共通する特徴は、

安定性(酸化されにくい)があり、

体内に浸透してからビタミンCとして効果を発揮するということです。

 

ものによっては、ジワジワと酵素がきいて持続性効果をしめすものもあります。

 

 

 

 

また誘導体という形にすることで、どうやら皮膚浸透も通常のビタミンCより良いようです。
基本的にビタミンC誘導体は、肌に効率的に取り入れたい、そして皮膚の浸透度も意識されて開発されています。
これら誘導体の中でも、別格な存在がAPPSです。

APPSの最大の特徴は真皮コラーゲン層まで到達できる、その浸透度です。

通常のビタミンC誘導体は、イオン導入などの技術がなければ、真皮コラーゲン層へ届けることは困難です。

 

しかし、APPSは塗布のみで真皮コラーゲン層まで到達することができます。

しわや肌ハリ不足で問題となるコラーゲン層の回復もアプローチとなるというわけです。

目的に応じて、ビタミンC誘導体を使い分けるのもスキンケアとしての幅を広げることにつながりそうです。

 

 

次回は、ビタミンCのサプリメント摂取についてお話します。

 

 

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記事

濱野 英明(はまの ひであき)先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

ヒアルロン酸・ボトックス注入認定指導医

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

 

 

 

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