ビタミンCのあれこれ③

カテゴリー:お肌のトラブルケア

2022年8月3日


ビタミンCのあれこれ③

 

前回はビタミンCの厄介ごととして、吸収、取り込みづらさをお話しました。

今回はもう一つ、『ビタミンCは酸化しやすい』ということをお話します。

 

ビタミンCは抗酸化物質と言われる物質です。あれ?と思ったかたもいるでしょう。

抗酸化とは『酸化に抗う、酸化を抑える』はずなのに、ビタミンC自身は酸化するのか?と。

実は、ビタミンCは体内組織で発生する活性酸素がある場合、ビタミンC自身を使うことで対象となる組織に対して抗酸化作用を発揮します。

そのかわりにビタミンC自身は犠牲となり、酸化されてしまうということです。

 

 

 

 

ちなみにビタミンCそのものは空気(酸素)に触れるとすぐ酸化してしまいます。

その理由から化粧品では、まずビタミンCそのものを使用することはありません。

必ずと言っていいほど、ビタミンC誘導体を使用しているはずです。

 

ビタミンC誘導体は、ビタミンCの前駆体で、体内の酵素を利用し体内でビタミンCに変換する物質です。

この型であれば、ピュアなビタミンCと比較してもかなり酸化されにくいのです。

 

つまり、化粧品でも使えるということです。

逆にビタミンCそのものを化粧品として使用してしまうと、肌表面でビタミンCはすぐ酸化してしまい、悪影響となります。

その状態で紫外線をあびるのは、さらによくありません。

 

ちなみにビタミンの中でもビタミンEは、ビタミンCとの相互作用が知られています。

酸化したビタミンCを元に戻す、酸化したビタミンEをビタミンCがもとに戻すという、共存することでお互いをサポートするのです。

 

 

 

 

もっというと、ビタミンCはビタミンEだけでなく、グルタチオンやリポ酸も共存することで、しっかり作用するようです。

私たちの身体は、日々酸化しているという状態です。

もちろん自身の抗酸化機構、作用は存在しているのですが、20歳ぐらいからその働きは100%ではなくなっていきます。

 

 

酸化した組織の先にあるのは『病気と老化』です。

病気というと生活習慣病も活性酸素関連であることが多く、健康を考えた場合、抗酸化を考えた予防が必要であることは自明の理です。

老化も遺伝的な老化だけでなく、肌でいうなら光老化の根本的障害は紫外線による活性酸素の関与が高いです。

それを日々抑えることはアンチエイジングの基本であり、どの方法でもビタミンCは有用なのです。

 

 

今回話が少し出てきたので、次回はビタミンC誘導体について触れたいと思います。

 

 


記事

濱野 英明(はまの ひであき)先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

ヒアルロン酸・ボトックス注入認定指導医

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

 

 

 

 

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