注目の美容成分 エモリエント効果・メイククレンジンク効果のある「オリーブオイル」

カテゴリー:大学教授に学ぶ正しい化粧品の知識

2020年4月10日


注目の美容成分 エモリエント効果・メイククレンジンク効果のある「オリーブオイル」

 

今回は、注目の美容成分 エモリエント効果・メーククレンジンク効果のある「オリーブオイル」についてお伝えいたします。

 

 

化粧品に使用されるオリーブ油はオリーブ(Olea europaea Linne)の

果実を圧搾して得られたヴァージンオイルを精製する事により得られる植物油です。

 

 

主成分はトリグリセリドで、構成脂肪酸の組成は以下のようです。

 

 

C16:0(パルミチン酸)が11.29%、C16:1(パルミトレン酸)が1.255%、

C18:0(ステアリン酸)が1.953%、C18:1(オレイン酸)が71.269%、

C18:2(リノール酸)が9.762%で、C20:0(アラキジン酸)が0.2%程度

含まれているものもあります。

 

 

必要に応じて酸化防止剤のδ-トコフェロールが加えられています。

化粧品には主にエモリエントを目的に配合されたり、

メイクのクレンジングの目的で配合されています。

 

 

ヴァージンオリーブオイルは健全に熟したオリーブの果実を、

油が変性しない温度条件下(通常30℃以下)ですりつぶして

絞った果汁を遠心分離などによって直接得られた油で、

 

 

その中でも果汁としての香りが良好で油としての品質が

とても高いもの{酸度(遊離脂肪酸の量をオレイン酸の%であらわした値)が

0.8%以下}を特にエクストラヴァージンオリーブオイルと呼ばれています。

 

 

果実に含まれる有効な成分がそのまま油に移るので

ヴァージンオリーブオイル独特の色調や香りを形成しています。

 

 

品質の悪いオリーブオイルを精製(脱酸・脱臭・脱色等)したもので、

酸度が0.3%以下のものを精製オリーブオイルといい、

この精製オリーブオイルと中程度の品質のヴァージンオイルをブレンドし、

酸度1.0%以下にしたものをピュアオリーブオイルと呼ばれています。

 

 

オリーブオイルに含まれる油脂以外の有用成分としては、

α-トコフェロール(7.4mg/100g) 、γ-トコフェロール(1.2mg/100g)、

β-カロテン(0.18mg/100g)、ビタミンK(0.42mg/100g)

などのビタミン類があります。

 

 

オレオカンタール(Oleocanthal、図1)は、

エクストラヴァージンオリーブオイルから抽出された天然有機化合物で、

抗炎症作用と抗酸化作用があります。

 

 

 

非ステロイド性抗炎症薬に似て、

シクロオキシゲナーゼ(COX)を非選択的に阻害して、

プロスタグランジンの生成を抑えます。

 

 

また、オリーブオイルの摂取は血中のトリグリセリド濃度を低下させ、

遊離脂肪酸を増加させることから、

オリーブオイルが高脂血症予防効果を持つことが示唆されています。

 

記事


前田 憲寿 先生
医学博士
東京工科大学 教授
日本スキンケア協会 顧問

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