2021年2月15日2021年2月15日美容コラム,美容と健康のアドバイス
消毒による手荒れ対策・予防（ひび割れ・ぱっくり割れ等）
消毒による手荒れ対策・予防（ひび割れ・ぱっくり割れ等）
本日は、「消毒による手荒れ対策・予防（ひび割れ・ぱっくり割れ等）」についてお伝えします。
コロナウイルス感染拡大予防の為、
今年は一段と手指消毒をしていますね。
「いつもより手荒れがひどい。」
「指先のひび割れ・ぱっくり割れた傷が
なにを塗っても治らない。」
そんな話をよく耳にします。
アルコール消毒が新しく習慣化した今の時代、
皆さんはどんなハンドケアをしていますか？
飲食店はもちろん、お店や施設に
入るたびに行なっている消毒。
アルコール消毒を正しく理解した上での
ハンドケアがとても重要です。
【アルコール消毒とは？】
アルコールとは、メチルアルコール、
エチルアルコール、
プロピルアルコールなどの総称です。
アルコール消毒とは濃度70%から95%以下の
エタノールを手に擦り込む事で
アルコールがウイルスの膜を壊し、無毒化します。
※エタノール濃度が80%前後が
最も消毒効果に優れています。
ここで絶対に間違えてはならないのは、
メチルアルコールを消毒に使ってはいけない。
という事です。
エチルアルコールと、メチルアルコールは
一文字違いですが、メチルアルコールは
有害なメタノールが主成分の劇物です。
主にアルコールランプなどの
燃料として使用します。
間違ってもメチルアルコールを消毒に
使用しないように注意しましょう。
アルコールで手が乾燥する理由としては、
エタノールが必要な皮脂まで
とかしてしまうからです。
頻繁に消毒を繰り返す事で、
皮脂膜が回復出来ずに
角質層の水分が蒸発してしまうのです。
【荒れている手はバイ菌だらけ？！】
手荒れは、乾燥、ひび割れ、指紋が薄くなる、
赤ぎれ、湿疹、かゆみ、水泡、
と症状を進行させていいます。
手荒れがひどくなってくると、
アルコール消毒や、水ばんそこう、
ハンドクリームも染みて痛くなり、
手のケアが出来ずに症状を
更に悪化させるという悪循環に
陥ってしまうことがあります。
乾燥した皮膚は角質層の隙間から
病原体が入り込みやすくなります。
体内に病原体を侵入させない為にも、
荒れた皮膚のケアはしっかりと行いたいですね。
更に、手荒れをそのままにしておくと
バイオフィルムという、
細菌の膜が形成され手指消毒が
効きにくくなることがあります。
【手荒れの予防をしよう】
荒れてしまってからでは、
回復にとても時間がかかります。
また、これ以上手荒れを悪化させないように、
常に予防を心がけましょう。
1.手指消毒後に、こまめに保湿を行いましょう。
2.手洗いが出来る場所では、
エタノール消毒ではなく、
石鹸で良く手を洗いましょう。
手に付着してるウイルスは、流水15秒で、
ウイルスの数が100分の1に、
石鹸やハンドソープで10秒もみ洗いし、
流水で15秒すすぐと
1万分の1にまで減らせます。
3.手を、刺激から守るため、
例え1枚のお皿を洗うだけでも、
面倒がらずに水仕事をする時は
ゴム手袋をつけましょう。
4.さらに、夜寝るときは、
肌のターンオーバーを正常化させ、
角質層を潤わせるような
ハンドクリームをたっぷりと塗って、
綿や、シルクの手袋をして就寝するのも
おすすめです。
細菌やウイルスは取り去り、
セラミドなどの必要な皮脂は
角質層に留めるように上手にアルコール消毒と
付き合っていく必要がありそうです。
記事
小野 陽子 先生
日本スキンケア協会 認定講師
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プロとして
自信を持って美肌アドバイスができるようになる！
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