2024年5月1日2025年6月19日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

お肌にとって大切な睡眠

肌をキレイにしたい!と思った時、皆さんは何を第一優先に考えますか?

 

ホームケアをがんばる、エステに行く、美容皮膚科で施術を受ける・・・などいろいろあると思います。

 

これらももちろん大切ですが、もっと意識して欲しいのが「睡眠」です。

 

その理由は、肌修復が行われる時間は主に睡眠中だからです。

 

よく耳にする、成長ホルモン分泌の上昇や肌の血流増加など、睡眠は肌を治すための時間といっても過言ではありません。

 

 

特に後者の「血流」は重要です。

 

そもそも血流が悪い組織は、自己修復されにくいです。

 

他の臓器と同様、皮膚も正常な血流があってこその組織です。

 

血液は酸素も栄養も運び、そして二酸化炭素と老廃物を流してくれます。

 

ちなみに肌の水分はほとんどが血液からのものなので、いかに血流が重要かわかると思います。

 

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

 

そして睡眠といっても、その「質」が重要です。

 

寝つきが悪い、寝起きが悪い、眠りが浅い、寝ても疲れがとれないなどがあると、要注意です。

 

特にストレスがある時は、睡眠中も交感神経が優位となり、肌への血流は悪くなります(副交感神経優位になると肌の血流は増加)。

 

頭も体も休める状態でない上に、肌への血流も悪い状態では、肌の改善は乏しいです。

 

 

「しっかりと睡眠をとる」ことは、どの肌悩みでも必須です。

 

特に、ここ数年のマスクによる肌負担は、乾燥肌や敏感肌、しみだけでなく、にきびや毛嚢炎などあらゆる肌トラブルの根源となります。

 

だから、その負担を一つでも防げれば、数年後の肌状態も変わっていくでしょう。

 

 

 

この記事を書いた人

濱野 英明先生

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

あなたにおすすめの記事

男性の肌悩みに効くスキンケア徹底解説!今日から始める清潔感アップ習慣

「スキンケアとは?」基本から実践まで徹底解説!美肌を叶える正しいお手入れ方法

肌のシワやたるみの軽減が期待できる「チョウジエキス」

お客様から絶大な信頼を得るカタルシス効果

【美容業界】あなたの「好き」を仕事に!美容系の仕事の種類、必要な資格、働き方、向いている人を徹底解説

美容業界の転職で後悔しないために|未経験OKの職種から転職成功の秘訣まで