2026年2月12日2026年2月10日お肌のセルフエステ,美容コラム
顔リンパマッサージは自分でできる?正しいやり方と失敗しない基本ルール

「リンパマッサージは自分でできる」「顔を流せばスッキリする」
そんな情報を見て、自己流で顔リンパマッサージを始めたことはありませんか?
実際に「リンパマッサージ 自分で」「リンパマッサージ やり方 顔」と検索する方は増えていますが、一方で「正しくできているかわからない」「続けても変化を感じない」という声も多く聞かれます。
顔のリンパマッサージは、力任せに行えば良いものではありません。
このコラムでは、顔リンパマッサージを自己流から卒業し、安心して続けられるセルフケアにするための考え方と正しいやり方を、わかりやすく解説していきます。
なぜ「顔のリンパマッサージ」は自分でやる人ほど失敗しやすいのか?

「リンパマッサージは自分で簡単にできる」「顔を流せば小顔になる」
このようなイメージを持って、自己流で顔のリンパマッサージを始める方は少なくありません。
ところが実際には、「続けているのに変化を感じない」「むしろ顔が疲れる」「たるみが気になるようになった」といった声も多く聞かれます。
なぜ、真面目にケアしている人ほど失敗しやすいのでしょうか。
その理由は、顔のリンパマッサージ特有の難しさを知らないまま行ってしまうことにあります。
自己流リンパマッサージが逆効果になりやすい理由
顔は、体の中でも特に皮膚が薄く、筋肉やリンパ管が繊細に重なり合っている部位です。
腕や脚と同じ感覚でマッサージをすると、必要以上の刺激になってしまうことがあります。
自己流で起こりやすい問題として、次のようなケースが挙げられます。
- 強くこすれば流れると思い、力を入れすぎてしまう
- 流す方向を意識せず、気になる部分だけを触っている
- 顔だけをケアし、首や鎖骨をまったく触らない
これらは一見「一生懸命ケアしている」ように見えますが、顔リンパマッサージにおいては、効果が出にくいどころか負担になることもあります。
顔と体のリンパは同じではない
リンパマッサージという言葉は同じでも、顔と体では考え方がまったく異なります。
体の場合は筋肉量が多く、多少圧をかけても問題になりにくい部位もあります。
しかし顔は、皮膚・筋肉・リンパ管が非常に浅い位置にあり、刺激に対して敏感です。
そのため、体のリンパマッサージの知識をそのまま顔に当てはめてしまうと、「効かせようとしてやりすぎる」という状態に陥りやすくなります。
顔リンパマッサージは、鍛えるケアではなく、負担をかけず整えるケアであることを理解する必要があります。
SNSや動画情報が失敗を招くことも
最近は、短時間でわかりやすい動画やSNS投稿が多く、「見よう見まね」で顔リンパマッサージを行う方が増えています。
しかし、これも失敗の原因になりがちです。
動画では結果だけが強調されやすく、
「なぜその順番なのか」
「どのくらいの力が適切なのか」
といった前提条件までは伝わりにくいことがほとんどです。
正しい理論を知らないまま動きだけを真似すると、「やっているのに効果が出ない」という状態になりやすくなります。
失敗を防ぐために最初に大切なこと
顔リンパマッサージを自分で行う場合、テクニック以前に大切なのは「正しく知ること」です。
力や回数を増やすことではなく、顔リンパの特徴と基本ルールを理解することが、結果への近道になります。
次の章では、自己流を卒業するために欠かせない「顔リンパマッサージの3つの基本原則」について、専門的な視点からわかりやすく解説していきます。
▶関連記事:リンパマッサージの好転反応はいつまで続く?症状と経過の目安
顔リンパマッサージを自分で行う前に必ず知るべき3つの基本原則

顔リンパマッサージで結果を出すために必要なのは、難しいテクニックではありません。
実は、多くの人が効果を感じられない理由は、「やり方」以前に守るべき基本原則を知らないことにあります。
ここでは、自己流を卒業するために必ず押さえておきたい、顔リンパマッサージの3つの基本原則を解説します。
原則1|「流す」よりも「集めて逃がす」が正解
リンパマッサージというと、「とにかく流す」というイメージを持たれがちですが、顔リンパの場合は考え方が少し違います。
顔のリンパは、最終的に首から鎖骨周辺へと集めて排出される仕組みになっています。
そのため、顔だけを一生懸命マッサージしても、出口が整っていなければスムーズに流れていきません。
重要なのは、顔のリンパを無理に動かすことではなく、集めて“逃がせる状態”を作ることです。
この視点を持つだけで、顔リンパマッサージの効果の感じ方は大きく変わります。
原則2|顔リンパマッサージは「弱すぎる」くらいがちょうどいい
「優しく触って本当に意味があるの?」そう感じる方も多いかもしれません。
しかし、顔のリンパ管は非常に浅い位置にあり、強い圧を必要としません。
▼力を入れすぎることで起こりやすいこと
- 皮膚への摩擦による負担
- 表情筋の緊張
- かえって流れを妨げてしまう状態
顔リンパマッサージにおいて大切なのは、皮膚を動かすのではなく、皮膚の下を意識する感覚です。
「効かせよう」としないことが、結果につながります。
原則3|首・鎖骨を整えずに顔だけ触っても意味がない
顔のリンパマッサージで最も多い間違いが、「顔だけをケアすること」です。
リンパの出口にあたる首や鎖骨周辺が滞っている状態では、顔でどれだけ丁寧にマッサージしても変化を感じにくくなります。
顔リンパマッサージを自分で行う場合、必ず意識したいポイントは次の通りです。
- 顔より先に首・鎖骨をやさしく整える
- ゴリゴリ押さず、呼吸が楽になる感覚を目安にする
- 顔と首は「セット」で考える
この基本を押さえるだけでも、顔の軽さやスッキリ感が変わってきます。
基本原則を知ることが「遠回りしない近道」
顔リンパマッサージは、回数や時間を増やせば効果が出るものではありません。
正しい原則を理解し、負担をかけずに行うことが、結果への一番の近道です。
次の章では、これらの基本原則を踏まえたうえで、完全初心者でも迷わずできる「顔リンパマッサージの正しいやり方」を、順番とポイントに分けて詳しく解説していきます。
【完全初心者向け】顔リンパマッサージの正しいやり方|自分でできる最短ルート

顔リンパマッサージは、正しい順番と考え方さえ押さえれば、特別な技術がなくても自分で行うことができます。
この章では、第2章で解説した基本原則をもとに、「何から始めて、どこまでやればいいのか」がひと目でわかる形で、顔リンパマッサージの正しいやり方を解説します。
顔リンパマッサージは「順番」が9割
顔リンパマッサージで最も大切なのは、細かい動きよりも全体の順番です。
いきなり顔を触るのではなく、リンパの通り道を整えながら段階的に進めていくことが、最短で結果を感じるポイントになります。
基本となる流れは、次の通りです。
- 首・鎖骨を整える
- フェイスラインをゆるめる
- 頬・口元を整える
- 目元・額をやさしく仕上げる
この流れを守るだけで、「どこから始めればいいかわからない」という迷いはなくなります。
ステップ1|最初に整えるのは首・鎖骨
顔リンパマッサージのスタートは、必ず首・鎖骨から行います。
ここは顔リンパの出口にあたる重要な場所で、最初に整えておくことで、その後のマッサージがスムーズになります。
★やり方の目安
- 指の腹で皮膚を軽く動かす
- 押し流すのではなく「さする」感覚
- 深呼吸しながら行う
「首が楽になった」「呼吸がしやすい」と感じられれば、準備は十分です。
ステップ2|フェイスラインは下から上へ“集める”
次に行うのが、フェイスラインのリンパマッサージです。
ここで意識したいのは、強く引き上げないこと。
皮膚を引っ張るのではなく、リンパを集めるイメージで行います。
フェイスラインは、下から耳の方向へ、一定のリズムでやさしく動かします。
動きは小さくても問題ありません。
むしろ「これで足りる?」と感じるくらいが、顔には適しています。
ステップ3|頬・口元は力を抜いてゆっくり
頬や口元は、むくみやすく、疲れがたまりやすい部分です。
その分、力を入れすぎてしまいやすい部位でもあります。
★意識するポイント
- 指の重さだけを使う
- 皮膚をこすらない
- 一方向に何度も流さない
「動かす」よりも「ゆるめる」感覚が大切です。
ステップ4|目元・額は“触れているだけ”で十分
目元や額は、顔の中でも特にデリケートなエリアです。
しっかりマッサージしようとする必要はなく、触れているだけでも十分に刺激になります。
目元はこめかみに向かって、額は中心から外へ、力を入れずに行いましょう。
終わったあとに目が軽く感じられれば、正しくできています。
顔リンパマッサージは「短く・丁寧」が正解
顔リンパマッサージは、長時間行う必要はありません。
1回3〜5分程度でも、正しい順番と力加減で行えば十分です。
「毎日しっかりやらなければ」と考えるより、短くても正しく続けることが、結果につながります。
次の章では、この基本のやり方をもとに、悩み別に顔リンパマッサージをどう変えればいいのかを詳しく解説していきます。
悩み別|顔リンパマッサージのやり方が変わる理由(むくみ・たるみ・疲れ顔)

顔リンパマッサージは、「同じやり方を毎日続ければいい」というものではありません。
なぜなら、顔の不調は原因によって滞っている場所が異なるからです。
むくみ、たるみ、疲れ顔。
見た目は似ていても、リンパの状態やアプローチの仕方は変える必要があります。
ここでは、代表的な3つの悩み別に、セルフケアで意識したいポイントを解説します。
朝に顔がパンパンになる「むくみ顔」の場合
朝起きたときに顔が重く、まぶたやフェイスラインが膨らんで見える場合は、リンパの流れが一時的に滞っている状態が考えられます。
このタイプの方は、顔そのものよりも「出口」を意識することが大切です。
ポイントは次の通りです。
- 顔に触る前に、首・鎖骨を丁寧に整える
- フェイスラインは短時間でOK
- 押すよりも、呼吸に合わせてゆるめる
朝のむくみ対策では、「しっかり流そう」と頑張りすぎないことが重要です。
短時間でも、通り道を整える意識を持つことで、顔の軽さを感じやすくなります。
フェイスラインが下がる「たるみ顔」の場合
夕方になると輪郭がぼやける、ほうれい線が目立つ、といった悩みは、リンパの滞りだけでなく、筋肉の緊張や使い癖が関係していることが多くあります。
この場合、強く引き上げるマッサージは逆効果になりやすいため注意が必要です。
★意識したいポイント
- フェイスラインを「引き上げない」
- 耳まわり・こめかみをゆるめる
- 顔全体の力を抜くことを優先する
たるみが気になると、つい上へ引っ張りたくなりますが、顔リンパマッサージでは「下がらない土台を整える」意識が大切です。
目元が重い「疲れ顔」の場合
スマートフォンやパソコン作業が多い方に多いのが、目元や眉まわりが重く感じる疲れ顔タイプです。
この状態では、リンパだけでなく、血流や筋肉のこわばりも影響しています。
疲れ顔タイプの方は、顔全体をマッサージする必要はありません。
▼おすすめの考え方
- 目元は「触れすぎない」
- こめかみ・額を中心にゆるめる
- 短時間で終わらせる
「しっかりケアしなければ」と思うほど、刺激過多になりやすいため、最小限の動きで十分です。
悩みに合わせて変えることがセルフケア成功の鍵
顔リンパマッサージは、毎回同じルーティンをこなすよりも、その日の顔の状態に合わせて調整することが大切です。
むくみの日、たるみが気になる日、疲れを感じる日。
それぞれに合った意識で行うことで、「やっても変わらない」という状態から抜け出しやすくなります。
次の章では、こうしたセルフケアを続ける中で多くの人が感じる「効果を感じる人と感じない人の違い」について、詳しく解説していきます。
顔リンパマッサージの効果を感じる人・感じない人の決定的な違い

同じように顔リンパマッサージをしているはずなのに、「スッキリ感が出る人」と「何も変わらない人」がいるのはなぜでしょうか。
実はその差は、体質や年齢ではなく、取り組み方の考え方にあることがほとんどです。
この章では、セルフで顔リンパマッサージを続ける中で、多くの人がつまずきやすいポイントを整理しながら、「効果を感じやすくなる人の共通点」を解説します。
効果を感じにくい人に共通する思考パターン
顔リンパマッサージで結果が出にくい人には、ある共通点があります。
それは、「頑張れば頑張るほど良い」と考えてしまうことです。
具体的には、次のような傾向が見られます。
- 毎日長時間マッサージしないと意味がないと思っている
- 力を入れないと効いていない気がする
- 変化がすぐに出ないと不安になり、やり方を頻繁に変える
これらは一見、意識が高いように見えますが、顔リンパマッサージにおいては逆効果になることも少なくありません。
効果を感じる人は「やりすぎない」
一方で、効果を感じやすい人は、顔リンパマッサージに対してとてもシンプルな考え方をしています。
それは、「顔に負担をかけないこと」を最優先にしている点です。
▼効果を感じる人に多い特徴
- 1回のケアは短時間で終える
- 力加減に常に注意している
- 顔の状態に合わせて内容を変えている
「今日は軽めでいい」「今日は首だけにしておこう」と判断できる柔軟さが、結果につながっています。
「毎日やるべき?」という疑問への考え方
顔リンパマッサージは、必ずしも毎日行わなければならないものではありません。
大切なのは回数よりも、顔がどう感じているかです。
- 触って気持ちいいと感じる日は行う
- 肌が敏感な日は無理に触らない
- 疲れている日は首・鎖骨だけにする
このように調整できる人ほど、結果を感じやすくなります。
セルフケアの「限界」を知ることも大切
顔リンパマッサージは、自分でできる優れたセルフケアですが、すべてを解決できる万能な方法ではありません。
セルフケアで変化を感じにくい場合は、「やり方が間違っている」のではなく、ケアの段階を見直す時期である可能性もあります。
正しい知識をもとにセルフケアを続けること、そして必要に応じてプロの手を借りること。
その両方を理解している人ほど、顔リンパマッサージを長く、安心して続けることができます。
まとめ|顔リンパマッサージは「正しく・無理なく」が正解
顔リンパマッサージで大切なのは、頑張ることではなく、正しく向き合うことです。
力を抜き、短時間で、顔の声を聞きながら行うこと。
それが、セルフケアで結果を出すための一番の近道と言えるでしょう。
ここまでの5章を通して、顔リンパマッサージを「自己流」から「安心できるケア」へと変えるヒントを、ぜひ日々の習慣に取り入れてみてください。
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