2025年5月28日2025年5月28日大学教授に学ぶ正しい化粧品の知識

アマチャヅルの効果効能を徹底解説|サポニン豊富な健康茶で高血圧・老化対策

アマチャヅルとは

アマチャヅル(学名: Gynostemma pentaphyllum)はウリ科アマチャヅル属に属する多年生のツル性の植物で、生薬としても古くから使われていました。

 

中国では絞股藍(こうこらん)と呼ばれ、生薬名を七葉胆(しちようたん)として、明時代に気管支炎、肝炎、消化性潰瘍などの民間治療薬として利用されていたようです。

 

飲用や薬用に健康茶として利用されます。

 

日本、朝鮮半島、中国、東南アジア、インドに分布し、日本では北海道から、本州、四国、九州、沖縄まで全土に分布します。

 

山地の林縁、山野、里山の藪(やぶ)周辺、雑木林などの半日陰の場所に多く自生しているのが見られます。

 

 

 

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期待される効果・効能

葉を煎じた少し甘味のあるお茶は、鎮静作用があり、ストレス解消、肩こり解消などにもよいと言われ、疲労回復、老化防止、糖尿病、高血圧、胃潰瘍、内臓器官の働きを高めるなど、様々な効果・効能が期待できます。

 

少し苦味があるが、苦いものの方が多くのサポニンを含むと言われています。

 

茎と葉には、薬用人参(朝鮮人参、高麗人参)に含まれるサポニンのジンセノサイド11種のうちの4種と同じ成分を含み、このジンノセサイドは溶血作用が少なく組織細胞を若返らせる作用があるといわれ、アマチャヅルに含まれるサポニンの働きによって、老化を予防する働きが期待されています。

 

 

 

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アマチャヅルに含まれるサポニンとは

サポニンは新陳代謝を活発にして、体内にある様々な器官のもととなっている細胞を若返らせる働きがあるとされ、老化防止や若返りといった効果に期待できます。

 

民間療法では、乾燥した全草を煎じてお茶にし、咳止めや喘息、花粉症などの症状に用いています。

 

また、利尿作用があるともいわれています。

 

 

アマチャヅルエキス-BG (アマチャヅル葉エキス、BG、水)には皮膚刺激緩和・皮膚弾力性向上・保湿作用があることが報告されています。

 

 

 

 

この記事を書いた人

前田 憲寿 先生

前田 憲寿 先生

*医学博士

*東京工科大学 応用生物学部 教授

*日本スキンケア協会 顧問

*特許庁 機能性皮膚化粧料調査委員会 委員長

九州大学大学院薬学研究科、東北大学大学院医学研究科を経て、資生堂ライフサイエンス研究センター皮膚科学研究所にて主任研究員を務める。2007年に東京工科大学バイオニクス学部教授、バイオ・情報メディア研究科教授に就任。2008年より、同大学応用生物学部、バイオ・情報メディア研究科教授に就任。専門分野は、香粧品科学、皮膚科学、分子細胞生物学、生化学、薬理学など。テレビなどのメディア出演も多数。

 

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