2019年4月5日2019年4月5日スキンケアの基礎知識,美容コラム
美容&スキンケア情報「しみ・たるみを考える 2」
しみ・たるみを考える 2
前回のコラムでは、しみについて記載させていただきました。
今回は、たるみについて記載いたします。
前回も記載させていただきましたが、しみ、たるみには複数の原因が起因して発生しています。
たるみについても、しみ同様に記載させていただきます。
たるみはなぜ起こるのか?これは、美容医療でも未だに100%解決できていないところです。
しかしわかっているのは、たるみの原因に筋肉と皮膚と両方があり、
顔全体に目を配って考えないといけないということです。
つまり、顔全体の状態を把握し、筋肉、皮膚とも改善しなければ完璧なたるみケアとは言えないのです。
まず原因となるのはやはり、皮膚の土台である真皮層線維成分(膠原線維、弾性線維)の変性、減少です。
あとは脂肪組織の移動(周囲支持組織の脆弱)、筋肉の質の低下、骨格の変化などが言われています。
加齢とともに人間の体は様々な刺激を受け、細胞が古くなり、再生する力もだんだん弱っていきます。
一度変化が始まると、それを修正することは容易ではありません。
美容医療での治療では、手術、注入、光治療、RF波のでる機器の使用が主なところです。
もちろん、たるみもしわ同様、エステ手技でも予防、改善できる内容であると思われます。
ここまで、『しわ、たるみ』について原因を簡単にあげてきましたが、
皮膚を老化させる根本的な一番の原因はなんでしょうか?
それは紫外線です。紫外線の影響は大きいものです。
地表に降り注ぐ紫外線はUVBとUVAがあり、UVBは主に表皮層まで届き、しみの原因になります。
日焼け止めのSPFはこれを防ぐ指標です。またUVAは表皮よりさらに深い真皮層にまで到達し、
膠原線維を変性、弾性線維を減少させ、今回テーマとなる『しわ、たるみ』の原因になってきます。
日焼け止めではUVAを防ぐ指標はPA(+~++++)で表記されています。
UVAは窓越しでも減弱されずに入ってくるもので、皮膚内で熱だまりをつくり、障害を与えます。
最近の研究で、紫外線そのものが皮膚の細胞に与えるダメージと、
紫外線を浴びることで産生される活性酸素が与えるダメージがあることがわかっています。
活性酸素、最近よく耳にする言葉です。活性酸素は老化だけでなく、病気の原因ともされています。
だから活性酸素を除去する、いわゆる抗酸化物質の存在が、最近では大きく注目されている理由でもあります。
特に昔から抗酸化物質の王道であるビタミンCやビタミンE、コエンザイムQ10、フラーレン、
アスタキサンチン、グルタチオンなど数多くの物質に、抗酸化作用があることがわかっており、
これらをうまく使うことは、アンチエイジングの基本で、しわ、たるみの予防になります。
もちろん一番重要なのは、過度の日焼け自体の対策です。日焼け止めの適切な使用や日焼けした後のケア、
これらは簡単にできる『しわ、たるみ』対策になります。
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