2022年4月27日2025年12月18日スキンケアの基礎知識,美容コラム
化粧水の種類と特徴|化粧水の朝・夜での使い分けのコツを解説
今回は、化粧水のタイプ別にそれぞれの特徴や効果をご紹介いたします。
化粧水とは
一般的には洗顔後の清潔な肌状態で使用します。
一時的に皮脂感がなくなった状態の角質層に水分・油分を補う目的で使われます。
主な原料は精製水、アルコール、保湿剤で水溶性のものが多いです。
近年、ジェルタイプで保湿性を高め乳液の効果まで持たせた半透明〜白濁した商品も多く研究されています。
化粧水の種類と特徴
① 柔軟化粧水(エモリエント化粧水)
柔軟化粧水と区別せず、保湿(モイスチャー) 化粧水ともいわれる。
化粧水は、基本的に水分を補う商品を示し、精製水に水溶性の保湿剤を配合させてあるものがほとんどで、グリセリン、トレハロース、アミノ酸系の保湿剤が昔から人気がある。
近年はヒアルロン酸や、コラーゲン配合なども多くあるが、化粧水に溶解させた状態では分子が大きく、真皮までは浸透しにくいというのが現状で、表面の角質層の保湿効果がメイン。
② 収れん化粧水
アストリンゼントローション、トーニングローションとも呼ばれ、エタノールの配合量を多くし、さっぱりとした使用感。
過剰な皮脂を抑え、皮膚のたんぱく質を引き締める効果がある。
収れん剤は、クエン酸やスルホ石炭酸塩などが用いられる。
脂性肌やニキビ肌用の化粧品シリーズでは、これらを化粧水として販売し、拭き取る方法で使用することもある。
③二層(または多層)式化粧水
・水層と粉末層
・水層と油層
のように二層からなる化粧水が多く、それ以上の層からなるものもある。
水層と粉末層からなる化粧水はカーマインローション(カラミンローションともいう)と呼ばれ、日焼けした肌のほてりを鎮める目的で酸化亜鉛、カンファーなどが含まれ夏季に多く用いられる。
最近はスプレーボトルに入った冷たい化粧水として商品化されている。
また、水層と油層からなるものは界面活性剤が入っておらず、振って使用することで両層に含まれる成分の効果を肌に与えるよう処方されている。
化粧水の朝・夜の使い分けのコツ
化粧水は「いつも同じようにつければよい」と思われがちですが、朝と夜では肌の状態や役割が異なります。
そのため、化粧水の目的や成分、使い方を時間帯に合わせて意識することが、健やかな肌づくりにつながります。
朝用化粧水の目的
朝の肌は、睡眠中の皮脂分泌や汗、寝具との摩擦などの影響を受けています。
朝用化粧水の主な目的は、肌を整え、日中の外的刺激に備えることです。
水分を補いながら肌表面をなめらかにし、メイクのりを良くする役割も担っています。
朝用化粧水におすすめの成分
朝は紫外線や乾燥、空気中の汚れなどにさらされるため、保湿を中心とした軽やかな成分がおすすめです。
代表的なのは、グリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分、肌をすこやかに保つ植物エキスなどです。
べたつきにくく、メイク前でも使いやすい処方が向いています。
朝用化粧水をつけるときのポイント
朝は肌をこすらないことが大切です。
手のひらでやさしく押さえるようになじませ、必要以上に重ねづけしないようにしましょう。
肌表面が整うことで、その後の乳液や日焼け止めがなじみやすくなります。
夜用化粧水の目的
夜のスキンケアは、日中に受けた乾燥や刺激をケアし、肌を休ませることが目的です。
洗顔後の肌は水分が失われやすいため、しっかりとうるおいを補い、次に使う美容液やクリームの土台を整えます。
夜用化粧水におすすめの成分
夜は肌をいたわる時間帯のため、保湿力の高い成分や肌を整える成分が向いています。
セラミドやアミノ酸系成分など、角層のうるおいを守る成分が配合された化粧水は、夜のケアに適しています。
しっとりとした使用感のものを選ぶのもよいでしょう。
夜用化粧水をつけるときのポイント
夜は時間に余裕を持ち、丁寧にケアすることが大切です。
手のひらで包み込むように化粧水をなじませ、肌のうるおいを感じながら行いましょう。
強くたたいたり、何度もこすったりせず、心地よいケアを意識することがポイントです。
朝と夜の肌状態を理解し、化粧水を使い分けることで、毎日のスキンケアはより効果的になります。
時間帯に合わせた正しい使い方を意識し、健やかな肌を保ちましょう。






