2025年5月13日2025年5月13日美容コラム,美容と健康のアドバイス

健康な老後のための「ロコモティブシンドローム予防」

日本は世界でもトップクラスの長寿の国ですが、高齢者に関して健康寿命を伸ばそうということが言われています。

 

健康寿命とは、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことを指します。

 

つまり、一人で買い物に行ったり、友人と会ったり、家での家事などが不自由なく行えることです。

 

 

健康寿命を妨げる主な原因

高齢者が健康でないということは、要支援や要介護ということになります。

 

また、この要支援や要介護になる原因として、3 割ほどが関節疾患や骨折・転倒です。

 

つまり、健康寿命を妨げる要因の一つとして、関節疾患や骨折などの運動器疾患( 関節や骨、筋肉等の疾患) があげられます。

 

 

 

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ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは

そして、ロコモティブシンドローム( 運動器症候群:ロコモ) とは、加齢に伴う筋力の低下や関節疾患、骨粗しょう症などにより、運動器の機能が低下して、要介護や寝たきりとなるリスクが高い状態を示しています。

 

日本整形外科学会などがこのロコモの対策に乗り出しています。

 

具体的には、ロコチェックといった運動機能の自己評価、ロコモ度テストという体力テストと25 項目のアンケートなどです。

 

この中で、20 歳代から70 歳代までの各年代で基準値を設けており、ロコモの危険性を出しています。

 

 

 

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ロコモ予防のための運動「ロコトレ」

また、ロコトレというロコモ予防の運動の紹介も行っており、運動器疾患の予防や改善の方法も出しています。

 

このロコモの認知度とロコモ予防や改善のために運動を行っている人の割合は関係しており、ロコモを認知や理解している人ほど運動を実践している割合が多いです。

 

研究データでは、60 歳を超えてからの筋力トレーニングでも、筋力の向上や筋肉が大きくなる筋肥大が認められています。

 

健康で長生きするために、いまから始められる健康の「貯金( 貯筋)」をしておくといいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

博士 width=

上村 孝司 先生

*博士(体育科学)

体育系大学・大学院修了後、複数の大学で学生への教育活動とスポーツ関連の研究活動に携わりつつ、スポーツ現場でのコーチングを行う。現在は大学での講師、フィットネス系企業のアドバイザー、コーチングセミナー、ヘルステック関連の仕事を行う。スポーツ現場や教育現場で培ったノウハウ、コーチング、カウンセリング、マネジメント等の理論と実践を用いて、様々な業種・職種へのコーチングやコンサルティング等を行う。

 

 

 

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