2025年7月1日2025年7月1日お肌のトラブルケア,美容コラム,美容と健康のアドバイス

男性の肌悩みに効くスキンケア徹底解説!今日から始める清潔感アップ習慣

近年、男性の美容意識は高まり、スキンケアは単なる一時的なトレンドではなく、一般的な身だしなみとして広く浸透しています。

 

ビジネスシーンやプライベートにおいて、清潔感のある肌は好感度や信頼感を高める重要な要素とされており、肌の見た目は第一印象に大きな影響を与えます。

 

このコラムでは、男性の肌の特性を踏まえ、自分に合ったスキンケアを選び、実践する方法を詳しく解説します。

 

目次

メンズスキンケアが今、注目される理由:清潔感と好印象への第一歩

 

男性の美容に対する意識は近年大きく変化し、韓流アイドルブームなどの影響もあり、男性がメイクや美容を行うことが当たり前になりつつあります。

 

これにより、百貨店やドラッグストアでもメンズスキンケアアイテムが充実するようになりました。

 

清潔感のある男性は好感度や信頼度が高まるため、メンズスキンケアは現代の男性にとって欠かせない習慣の一つです。

 

肌を美しく保つことは、皮膚病の予防にもつながる大切な役割を担っています。

 

肌の健康を維持し、見た目の清潔感を高めることは、自己管理能力の高さを示すことにもなり、自信へと繋がります。

 

 

 

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知っておきたい!男性の肌の特性とスキンケアの必要性

 

男性の肌は、女性とは異なる特性を持っています。

 

この違いを理解することが、効果的なスキンケアを行う上で非常に重要です。

 

皮脂量が多い

男性の肌は女性に比べて皮脂量が約2〜3倍も多く、ベタつきやすくテカリやすいのが特徴です。

 

この過剰な皮脂分泌は、毛穴の詰まりやニキビ、吹き出物、毛穴の目立ちの原因となります。

 

また、皮脂が酸化すると肌の潤い、透明感、ハリを保つ機能が低下し、バリア機能の低下、肌荒れ、シワ、たるみといった肌ダメージを引き起こすこともあります。

 

しかし、皮脂は本来、肌の潤いを保ち、外部刺激から肌を守るバリア機能の一部でもあります。

 

そのため、皮脂をすべて取り除くのではなく、適切なバランスでケアすることが肝心です。

 

 

水分量が少ない

意外に思われるかもしれませんが、男性の肌は女性の肌の半分程度しか水分量がなく、常に潤い不足で乾燥しやすい状態にあります。

 

肌が乾燥すると、紫外線や髭剃りによるダメージから肌を守るバリア機能が低下し、肌荒れ、赤み、かゆみ、ニキビ、シミ、シワ、たるみといった肌トラブルを引き起こしやすくなります。

 

男性の肌は、この水分不足を補うために皮脂を過剰に分泌している場合もあります(インナードライ)

 

 

シェービングによる肌へのダメージ

多くの男性が毎日行うシェービングは、肌にとって大きな負担となります。

 

カミソリや電気シェーバーで髭を剃る際、肌の表面(角質層)も削り取られてしまうため、バリア機能が低下し、ヒリつき、赤み、乾燥、肌荒れ、ニキビ、炎症の原因となります。

 

特に30代後半になると肌の代謝が衰え、ダメージの回復が難しくなるため、シェービング後の適切なケアが不可欠です。

 

 

将来の肌を守る「アーリーエイジングケア」の重要性

エイジングケアは女性だけでなく、男性にとっても重要です。

 

男性の肌も年齢とともにハリや潤いが失われ、毛穴が目立ちやすくなるといわれています。

 

これらのエイジングサインは30代頃から現れ始めるため、肌の変化が見え始めた段階でスキンケアを始めることが、将来の肌を守る「アーリーエイジングケア」として非常に大切です。

 

 

 

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メンズスキンケアの基本ステップ「洗う・潤す・守る」

 

 

メンズスキンケアの基本は、「洗う」「潤す」「守る」の3つのステップです。

 

これらを正しい手順で行うことで、肌の健康を保ち、清潔感を維持することができます。

 

【STEP 1】正しい洗顔方法をマスターする:汚れと過剰な皮脂をしっかりオフ

洗顔はスキンケアの土台となる最も基本的なステップです。

 

皮脂分泌の多い男性の肌にとって、毛穴に詰まった皮脂や汗、ホコリなどの汚れをしっかり洗い流すことが重要です。

 

洗顔前の準備

洗顔料の泡立ちを良くするため、まず手を石鹸で洗い、顔をぬるま湯(32〜34℃程度)で軽く濡らします。

 

熱すぎるお湯は肌に必要な皮脂まで奪い、乾燥を招く可能性があるため注意が必要です。

 

 

洗顔料の正しい泡立て方

洗顔料は手や泡立てネットを使って十分に泡立て、きめ細かく弾力のある濃密な泡を作りましょう。

 

泡が手のひらを下に向けても落ちないくらいが目安です。

 

泡で出てくるタイプの洗顔料を活用するのもおすすめです。

 

 

「泡で洗う」意識と優しいマッサージ

泡を肌の上で転がすようにして、顔のすみずみまで優しく洗います。

 

手でゴシゴシこすると肌を傷めたり乾燥を進めたりすることがあるため、「泡で洗う」ことを意識し、肌に直接指が当たらないようにしましょう。

 

特に皮脂分泌の多いおでこや小鼻(Tゾーン)は指先を使って念入りに、目周りなどの皮膚の薄い部分は指の腹で滑らすように優しく洗います。

 

 

丁寧なすすぎとタオルの使用法

洗顔料が残らないよう、水かぬるま湯で丁寧に洗い流します。

 

髪の生え際など、すすぎ残しがないように注意しましょう。

 

すすぎ後は、清潔なタオルで顔をゴシゴシこすらず、優しく押さえるように水分を拭き取ります。

 

▶▶関連記事:洗顔のベストタイミングはいつ?理想的な洗顔方法や注意すべきポイントも解説

 

 

【STEP 2】洗顔後・ひげそり後の「保湿」:水分と油分を補って肌を整える

洗顔後の肌は水分が奪われ、乾燥しやすい状態です。

 

そのため、洗顔後はすぐに水分と油分を補って肌の潤い環境を整えることが大切です。

 

化粧水で肌にたっぷり水分を補給する

化粧水は肌に水分と潤いを与える最初のステップです。

 

適量(500円玉大程度)を手のひらに取り、顔全体に優しくなじませます。

 

特に乾燥しやすいUゾーンには手のひら全体で優しくなじませ、皮脂分泌の多いTゾーンには少量を指の腹でなじませると良いでしょう。

 

 

ハンドプレスで浸透力を高める

化粧水を顔全体になじませたら、両手のひらで顔を優しく包み込むように数秒間ハンドプレスを行うと、化粧水がより肌に浸透しやすくなります。

 

肌に水分が行き渡ると、触れたときにひんやりとした感触を感じるはずです。

 

 

乳液・クリームで潤いを閉じ込める

化粧水で補った水分は、そのままでは蒸発してしまいます。

 

そのため、乳液やクリームを使って肌にフタをし、潤いを閉じ込めることが非常に重要です。

 

乳液は10円玉大程度を手に取り、顔の中心から外側へ向けて優しく塗り広げ、ハンドプレスで肌に馴染ませます。

 

乾燥が気になる部分には重ねづけすると効果的です。

 

ベタつきが苦手な場合は、使用感が軽いタイプを選びましょう。

 

 

美容液をプラスして肌悩みを集中ケア

化粧水や乳液だけでは物足りないと感じる場合は、美容液をプラスするのがおすすめです。

 

美容液は保湿成分や肌に良い成分が濃縮されており、シミ、シワ、ハリ、毛穴などの特定の肌悩みに集中的にアプローチしてくれます。

 

 

忙しい男性に便利なオールインワンタイプ

手軽にスキンケアを済ませたい男性には、化粧水、乳液、美容液、クリームといった機能が一つになったオールインワンタイプがおすすめです。

 

時短になり、経済的でもあります。

 

▶▶関連記事:化粧水の正しい使い方とは?スキンケアにおける役割や選び方も解説

 

 

【STEP 3】紫外線対策(UVケア):肌ダメージから肌を守る

紫外線は肌の老化を早める最大の原因であり、シミ、シワ、たるみだけでなく、肌荒れやニキビの悪化にもつながります。

 

そのため、スキンケアでは紫外線対策も欠かせません。

 

一年中必要な紫外線対策の重要性

紫外線は夏だけでなく、一年中降り注いでいるため、季節を問わず毎日日焼け止めを塗る習慣をつけることが大切です。

 

屋内での活動が多い場合でも、移動中に紫外線を浴びる可能性があるため、欠かさずケアしましょう。

 

日焼け止めは、日常使いであればSPF30・PA++程度、アウトドアやスポーツ時にはSPF50・PA++++など、使用シーンに応じて強さを使い分けるのがおすすめです。

 

適量(パール粒2個分くらい)を手に取り、顔全体にムラなく塗り、特に頬、鼻、額はしっかり塗り、首元や耳の後ろも忘れずに塗布しましょう。

 

汗や皮脂で効果が落ちるため、外出時は2〜3時間ごとに塗り直すことが推奨されています。

 

ベタつきが苦手な場合は、さっぱりしたジェルタイプやスプレータイプの日焼け止めも検討してみましょう。

 

▶▶関連記事:日焼け止めの正しい使い方とは?効果を持続させるためのポイントや商品の選び方も解説

 

 

シェービングもスキンケアの一部:肌への負担を減らす方法

シェービングは男性にとって大切な工程であり、スキンケアの一部と考えることができます。

 

●シェービング前の準備

髭を剃る前に、蒸しタオルで髭やその周辺を温めて肌を柔らかくしましょう。

 

これにより毛穴が開き、髭を奥からしっかりと剃ることができ、剃り残しを防げます。

 

その後、シェービング剤をまんべんなく塗布します。

 

シェービング剤が不足していると、カミソリや電気シェーバーの滑りが悪くなり、肌を傷つけたり、剃り残しが出たりする原因になります。

 

 

●正しい剃り方

カミソリや電気シェーバーを肌に優しく当てて剃ります。

 

まずは毛流れに沿って剃る「順剃り」から始め、肌への負担を減らしましょう。

 

剃り残しが気になる場合は、部分的に毛流れに逆らって剃る「逆剃り」を行うこともできますが、肌を傷つけやすいため注意が必要です。

 

 

●シェービング後のアフターケア

髭剃り後の肌はダメージを受けて乾燥しやすい状態です。

 

シェービング剤と髭をぬるま湯で洗い流した後は, 速やかに化粧水やアフターシェーブローションなどで水分と保湿成分を補給し、肌を整えましょう。

 

特にカミソリ負けが気になる場合は、抗炎症成分配合の美容液などを剃った直後に使うのがおすすめです。

 

 

 

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自分の肌質を知る:タイプ別スキンケアの選び方とコツ

 

効果的なスキンケアのためには、自分の肌質を知ることが大切です。

 

肌質は主に以下の4つに分けられます。

 

普通肌(ノーマルスキン)

水分量と皮脂量のバランスが良く、キメが細かく、肌トラブルが起きにくい理想的な肌質です。

 

しかし、スキンケアや生活習慣によっては変化する可能性があるため、油断は禁物です。

 

季節や肌の状態に合わせて、適宜アイテムを使い分けるのがおすすめです。

 

 

脂性肌(オイリースキン)

皮脂の分泌量が多く、テカリやベタつきが気になる肌質です。

 

毛穴の開きや黒ずみ、ニキビや吹き出物などのトラブルが起きやすい傾向があります。

 

男性ホルモンの働きが大きく関係しているため、男性に多い肌質です。

 

皮脂をしっかり落としつつ、水分も補給し、保湿でバランスを整えることが重要です。

 

 

乾燥肌(ドライスキン)

水分量と皮脂量が少なく、肌が乾燥している状態です。

 

肌がカサついたり、粉を吹いたり、皮がめくれたりすることがあります。

 

肌の潤いやバリア機能が低下しているため、かぶれやかゆみなどの肌トラブルが起きやすい肌質です。

 

保湿力の高いアイテムで、優しく丁寧にケアすることがポイントです。

 

▶▶関連記事:乾燥肌の正しい対策方法とは?肌が乾燥する原因や予防法も紹介

 

 

混合肌(インナードライ)

顔の部位によって乾燥と脂性の両方の特徴を持つ肌質です。

 

例えば、頬や目元、口元は乾燥しているのに、おでこから鼻先にかけてのTゾーンはテカリやベタつきが気になる、といった状態です。

 

肌内部の水分が不足している場合が多いため、部分ごとに適切なケアを行うことが大切です。

 

 

【番外編】敏感肌(センシティブスキン)

刺激に対する感受性が高く、不安定な状態の肌です。

 

アトピーやアレルギー体質の方に多いですが、特定の季節や体調によって肌がヒリヒリしたり、赤くなったり、かゆみが出たりすることもあります。

 

低刺激設計で、アルコールや香料、防腐剤などのアレルゲン物質が使用されていないアイテムを選ぶのがおすすめです。

 

肌の状態がひどい場合は、皮膚科医に相談することも重要です。

 

 

 

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メンズスキンケアの選び方:肌質・悩み・用途に合わせた最適な選択

 

自分の肌質や肌悩みに合わせてスキンケアアイテムを選ぶことが、効果を最大化する秘訣です。

 

自分の肌質を知る重要性:最適なアイテム選びの第一歩

前述の通り、肌質によって適したアイテムは異なります。

 

乾燥肌には高保湿、脂性肌にはさっぱり、混合肌には部分ケア、敏感肌には低刺激、といった肌質に合わせたアイテム選びが基本となります。

 

 

肌悩みから選ぶ:あなたの悩みに寄り添う製品

特定の肌悩みに特化した製品を選ぶことで、より効果的なケアが期待できます。

 

テカリ・ニキビ予防

皮脂分泌が多い男性の肌には、皮脂コントロール効果のある洗顔料や化粧水がおすすめです。

 

過剰な皮脂を適度に除去しつつ、必要な潤いは保つことが大切です。

 

 

乾燥・カサつき対策

乾燥肌やカサつきが気になる肌には、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリン、ヘパリン類似物質などの高保湿成分が配合された洗顔料、化粧水、乳液、クリームを選びましょう。

 

洗浄力はマイルドなものが推奨されます。

 

 

エイジングサインケア

ハリのなさ、小ジワ、毛穴の目立ちといったエイジングサインが気になる場合は、ハリ・潤い・小ジワ対策に特化したエイジングケア成分(レチノール、ナイアシンアミドなど)が配合された美容液や高機能保湿液・クリームがおすすめです。

 

 

ひげそり後の肌荒れ予防

シェービング後の肌はデリケートなため、カミソリ負けを防ぐグリチルリチン酸2Kなどの抗炎症成分、または保湿・鎮静効果のあるアフターシェーブローションや化粧水、美容液を選ぶと良いでしょう。

 

 

製品の種類と役割を理解する:必要なアイテムを見極める

スキンケアアイテムには様々な種類があり、それぞれ異なる役割を持っています。

 

洗顔料

顔に付着したホコリ、雑菌、皮脂、古い角質、汗などの汚れを落とします

 

洗浄力と肌への優しさを考慮し、泡立ちの良さや泡で出てくるタイプなどを選びましょう。

 

 

クレンジング

主にメイクや毛穴に詰まった角栓などの油性汚れを落とすために使われます。

 

クレンジングクリーム、ミルク、ジェル、バーム、オイル、リキッドなど様々な種類があり、洗浄力や用途が異なります。

 

毛穴の黒ずみが気になる場合は、クレンジングバームやオイルタイプも有効ですが、肌への負担を考慮して選びましょう。

 

 

化粧水

洗顔後の肌に水分を補給し、肌の土台を整える役割があります。

 

肌質に合わせたテクスチャ(しっとり、さっぱりなど)を選び、化粧水の浸透を良くするための導入化粧水(ブースター)も検討すると良いでしょう。

 

 

乳液・クリーム

化粧水で補った水分を肌に閉じ込め、潤いを維持し、肌のバリア機能を強化します。

 

保湿力やベタつきのなさなどのテクスチャを考慮して選びましょう。

 

乾燥が気になる場合は、乳液よりも油分が多いクリームがおすすめです。

 

 

美容液

特定の肌悩みに対して集中的にアプローチするアイテムです。

 

目的(美白、ハリ、毛穴など)別に選ぶことができ、化粧水の後、乳液の前に使用します。

 

 

オールインワンタイプ

化粧水、乳液、美容液、クリームなどの複数の機能を一つにまとめた製品です。

 

手軽さや時短を重視する男性におすすめです。

 

 

日焼け止め(UVケア)

紫外線から肌を守るために一年中必要なアイテムです。

 

使用シーン(日常使い、レジャーなど)に応じたSPF/PA値や、好みのテクスチャ(ジェル、ミルク、スプレーなど)で選びましょう。

 

 

アフターシェーブローション

ひげそり後の肌を整えることに特化したアイテムです。

 

 

配合成分で選ぶ:効果を期待できる成分

成分を確認することで、期待できる効果を判断できます。

 

保湿成分

セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリン、ヘパリン類似物質などは、肌の保湿効果を高めます。

 

乾燥肌や、髭剃り後の肌荒れ、皮脂の過剰分泌によるテカリやニキビ、毛穴開きなどのケアにも効果が期待できます。

 

 

低刺激成分

敏感肌や肌荒れが気になる場合は、アルコールフリー、無添加、アレルギー成分不使用、石油系界面活性剤などを避けた低刺激処方の製品を選びましょう。

 

 

肌悩み対応成分

ニキビ予防にはグリチルリチン酸2Kなどの抗炎症成分、エイジングケアにはハリ・潤いをサポートする成分、毛穴ケアには皮脂コントロール成分などが有効です。

 

 

使い心地とテクスチャ、香り:継続するためのポイント

どんなに良い成分が配合されていても、使い心地が気に入らなければ継続は難しいでしょう。

 

好みの使用感を重視

ベタつきのなさ、さっぱり感、しっとり感など、自分の好みに合うテクスチャを選びましょう。

 

特に男性はベタつきを嫌う傾向があるため、みずみずしいジェルタイプやさっぱりとしたローションなどが人気です。

 

 

香りの有無や種類

無香料を選ぶか、柑橘系やウッディー系など、好みの香りがあるかどうかも継続のポイントです。

 

購入前の確認

サンプルの活用や店頭での試用で、購入前に使い心地や香りを試してみることをおすすめします。

 

 

季節や体調に合わせた見直し:肌は常に変化する

肌の状態は季節、体調、年齢などによって変化します。

 

例えば、春には花粉で敏感肌の症状が悪化したり、夏は皮脂が多くなったりすることがあります。

 

そのため、一年を通して同じアイテムを使い続けるのではなく、肌の変化に合わせてスキンケアアイテムやケア方法を見直すことが大切です。

 

 

 

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スキンケア効果を高める日常生活のポイント:体の内側からのケア

 

スキンケアの効果を最大限に引き出すためには、肌の外側からのケアだけでなく、体の内側からのケアも非常に重要です。

 

十分な睡眠

肌は日中に受けたダメージを、夜の睡眠中に修復しています。

 

特に睡眠直後の深い眠り(ノンレム睡眠)では、肌のダメージを修復する成長ホルモンが多く分泌されます。

 

睡眠不足が続くと肌の修復が間に合わず、肌トラブルの原因になるため、毎日同じ時間に就寝し、7時間程度のまとまった睡眠時間を取る習慣を身に付けましょう。

 

 

栄養バランスの取れた食生活

肌は私たちが食べたものから作られています。

 

タンパク質、ビタミン、食物繊維など、肌に必要な栄養素をバランス良く摂取することが、健康的な肌を保つ上で不可欠です。

 

油っこい食べ物や糖質の摂りすぎは皮脂の過剰分泌やニキビにつながるため注意し、野菜や青魚など、肌の調子を整える栄養素を積極的に取り入れましょう。

 

 

適切な水分補給

水分不足は血行不良を引き起こし、肌の血流や新陳代謝、ターンオーバーの乱れにつながります。

 

のどが渇く前に意識的に水分補給を行い、血行促進とターンオーバーの正常化を促しましょう。

 

カフェインを含む飲み物ではなく、水やノンカフェインのお茶で、できるだけ常温または温かいものを摂ることが推奨されます。

 

 

ストレスの回避と解消

ストレスはホルモンバランスの乱れを引き起こし、皮脂の過剰分泌など肌トラブルの一因となることがあります。

 

適度な運動を取り入れたり、趣味や娯楽を楽しんだりして、意識的にリフレッシュする時間を作りましょう。

 

 

適度な運動が肌にもたらす効果

適度な運動は体の隅々まで血液と栄養を届け、肌にも良い影響を与えます。

 

肌の隅々にまで栄養と酸素が行き渡ることで、健康的な肌を手に入れることができます。

 

階段を使ったり、一駅分歩いたりするだけでも効果が期待できます。

 

 

タオルや寝具の清潔さの確保

肌に直接触れるタオルや寝具は、汗や老廃物が付着しやすく、雑菌が繁殖しやすい環境です。

 

不衛生な状態のタオルや寝具は、洗いたてのデリケートな肌にダメージを与えたり、ニキビや肌荒れの原因になったりすることがあります。

 

バスタオルは毎日、枕カバーなどのカバー類は週1〜2回、パジャマは週2〜3回など、定期的に洗濯し、清潔に保つようにしましょう。

 

 

 

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メンズスキンケアQ&A:よくある疑問を解決**

 

Q:カミソリ負けをしないためにはどうしたらいいですか?

A:カミソリ負けの主な原因は、シェービング剤を使わない、髭剃り後のスキンケアを怠るなど、間違ったシェービング方法です。

 

髭剃り前には蒸しタオルで髭を柔らかくし、たっぷりのシェービング剤を使いましょう。

 

剃る際は、毛流れに沿って優しく剃る「順剃り」を基本とし、肌への摩擦を最小限に抑えることが大切です。

 

髭剃り後は古い角質や皮脂が除去され、毛穴が露出したデリケートな状態のため、速やかに保湿成分配合の化粧水やアフターシェーブローションで入念にケアすることがカミソリ負けを防ぐ鍵となります。

 

 

Q:気になり始めたエイジングサインにはどんなケアが必要ですか?

A:エイジングサインには、ハリの不足、毛穴の目立ち、乾燥など様々ですが、対策の基本は保湿です。

 

男性の肌はTゾーンはベタつきがち、Uゾーンは乾燥しやすいという特徴があるため、さっぱりとした使用感でありながらも、保湿力のある製品を選ぶのがおすすめです。

 

年齢に応じた潤いケアができるエイジングケア用保湿液やクリームを活用し、乾燥による小ジワや肌荒れ、ハリのなさなどを目立たなくするケアを始めましょう。

 

 

 

まとめ:正しいスキンケアで清潔感と自信を手に入れる

男性にとってスキンケアは、肌トラブルを防ぐだけでなく、清潔感や若々しさを保つために欠かせない習慣です。

 

特に「洗う」「潤す」「守る」という基本ステップを、自分の肌質や肌悩みに合わせて実践することが、効果を最大限に引き出すポイントと言えるでしょう。

 

日々のスキンケアは、肌の見た目だけでなく、体全体の健康にもつながります。

 

正しい知識と方法で根気強くケアを続けることで、清潔感あふれる健やかな肌を手に入れ、自信を持って毎日を過ごせるようになります。

 

今日からメンズスキンケアを生活に取り入れ、肌も心もイキイキとした自分を目指しましょう。

 

▶▶関連記事:覚えておきたいスキンケアの基礎知識 アイテムの選び方や使用手順も解説

 

 

 

この記事を書いた人

高本聖子先生‗日本スキンケア協会認定講師 width=

高本 聖子 先生

*日本スキンケア協会 認定講師
*プライベートサロンBPPT桜梅桃季 オーナー
*ビューティースクールBPPT桜梅桃季アカデミー 学院長
*リアルビューティーアカデミー 学院長
*JSSE 認定エステティシャン
*日本エステティック協会 認定エステティシャン

大手エステサロン2社に勤務し、店長マネージャー、トレーナーとして社員教育や顧客向けのイベント講師などを務める。 メンズエステ指導、トレーナー育成やシンガポールの大手チェーン店への技術指導研修などの経験も持つ。
現在は35年間の美容経験と教育指導30年キャリアを活かし、自サロンの運営、サロンのコンサルティング、独立開業の支援などを中心に現場に沿った指導を行う。日本のみならず中国のエステサロンでも教育を行う。これまでに教育した人数は5,000名以上。

 

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