2025年7月24日2025年7月24日美容コラム,美容と健康のアドバイス

自宅でできるセルフヘッドスパのやり方・おすすめグッズ・家電を紹介

ヘッドスパは、その施術を受けられる専門店や美容室が多くありますが、実は正しいやり方を知っていれば、自宅でセルフヘッドスパを行うことが可能です。

 

特に、髪を濡らさずに行うドライヘッドスパは手軽に実施でき、シャンプーと同時に行えば毛髪ケアも同時に行うことができます。

 

このコラムでは、自宅で実践できるセルフヘッドスパの方法をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

セルフヘッドスパのメリット・期待できる効果

 

ヘッドスパは、リラックス効果や血行改善効果が期待できるため、特に目を酷使することが多い方や肩が凝りやすい方におすすめです。

 

自身で気軽にできるセルフヘッドスパには、以下のようなメリットと効果が期待できます。

 

スキマ時間で行える

専門店が近くになくても隙間時間でできる お店でヘッドスパを受ける場合、移動時間や、ウェットヘッドスパを行った場合の髪を乾かす時間なども含めると、短くても1〜2時間、長ければそれ以上の時間がかかることがあります。

 

一方、セルフヘッドスパであれば、隙間時間があればいつでも行えるという大きな利点があります。

 

 

費用の負担が少ない

経済的な負担が少ない専門店やサロンで受けるヘッドスパは、1回あたり5,000円から15,000円程度の費用がかかることが一般的です。

 

セルフヘッドスパでもケア用品の購入には一時的な出費がありますが、店舗での施術に比べて経済的な負担は少ないと言えます。

 

そのため、「お金をかけずに頭皮のケアをしたい」方や、「普段はセルフで行い、特別な時にだけ店舗で施術を受けたい」方にセルフヘッドスパは特におすすめです。

 

続けることで頭皮の血流が良くなる ヘッドスパによる頭皮の揉みほぐしは、頭皮の血行を改善する効果が期待できます。

 

この効果を持続させるためには、定期的なヘッドスパが必要です。

 

1回あたり数分から10分程度の短い時間でも、毎日継続して行うことが頭皮の健康を保つ上で非常に大切になります。

 

 

 

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セルフドライヘッドスパのやり方

 

髪を濡らさずに行うドライヘッドスパは、特に決まった方法があるわけではありませんが、以下の手順で行うことで頭皮全体をしっかりと揉みほぐすことができます。

 

①手のひら・手の付け根で頭部を順番に揉みほぐしていく

頭部をマッサージする際は、いくつかのパーツに分けて揉みほぐすのがポイントです。

 

まず、側頭部を揉みほぐします。

 

手の付け根の部分をこめかみ周辺に当て、優しく上に引っ張るように動かします。

 

次に、手を耳の下から首・肩の方向へ移動させ、側頭部と同じ要領で揉みほぐしてください。

 

 

②指先を使って生え際から頭頂部をつまみ上げるように動かす

側頭部と後頭部・首の揉みほぐしが終わったら、頭頂部を揉みほぐします。

 

指先を髪の生え際に置き、頭頂部をつまみ上げるように動かします。

 

その後、生え際から徐々に頭頂部へと位置を移動させてマッサージを続けます。

 

 

③頭部や首、肩にあるツボを優しく刺激する

頭部や首、肩には多くのツボが存在します。

 

指先で刺激した際に気持ち良さを感じる部分があれば、そこを重点的に押しましょう。

 

ツボを押す際は、3〜4秒押した後、ゆっくりと圧を弱めていくのがポイントです。

 

ただし、「強く押しすぎないこと」や「同じ場所を長時間押さないこと」には注意が必要です。

 

 

 

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セルフヘッドスパをする際の注意点

 

セルフヘッドスパはやり方を間違えると頭皮を傷つけたり、体調不良を引き起こす可能性もあるため、以下の点に注意が必要です。

 

ヘッドスパを知識やスキルのあるプロに任せられるのは専門店のメリットでもあります。

 

力を入れすぎたり、爪で引っかいたりしない

ヘッドスパで揉みほぐす頭部や首は、比較的敏感な部位です。

 

凝っているからといって力を入れすぎるのは避け、優しく押すようにしてください。

 

また、指先で頭部を揉みほぐす際は、爪が頭皮に当たらないように注意しましょう。

 

爪が伸びていると皮膚を傷つけてしまう可能性があるため、ヘッドスパの前に爪の長さを確認し、長ければ切っておくことが推奨されます。

 

 

頭痛などの症状があるときは行わない

普段から頭痛が起きやすく、症状改善のためにセルフヘッドスパを習慣にしようと考えている方もいるかもしれません。

 

しかし、頭痛の症状がある場合は頭部への刺激を控えたほうが良いでしょう。

 

肩や首のこりが一因となる緊張型頭痛では、セルフヘッドスパによって痛みが緩和する場合もありますが、片頭痛のある方の場合は、ヘッドスパによって痛みが悪化するケースもあります。

 

基本的に頭痛などの症状がある時はヘッドスパはせず、症状が治まるのを待ちましょう。

 

 

手や使用するケアグッズは清潔にする

自宅でのヘッドスパでは自身の手、またはヘッドマッサージャーなどの専用ケアグッズを使用することになります。

 

手やケアグッズが不衛生だと、思わぬ頭皮・肌トラブルに繋がる可能性があるため、衛生面にも注意してください。

 

手で揉みほぐしをする場合は事前に手を洗いましょう。

 

また、ケアグッズの使用後は、説明書の指示に従って洗浄し、よく乾かすことが重要です。

 

付着したままの皮脂汚れなどは雑菌が繁殖する原因となるため、ヘッドスパで使用するグッズは常に清潔な状態を保つようにしましょう。

 

 

 

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お風呂でできる!セルフで行うウェットヘッドスパのやり方

 

シャンプーやトリートメントと同時に行うウェットヘッドスパは、毛穴の汚れをしっかりと落としたい方や、頭皮だけでなく髪のケアも行いたい方におすすめです。

 

お風呂でウェットヘッドスパをする際は、以下の手順で頭皮と毛髪のケアを進めていきましょう。

 

①泡立てたシャンプーを頭皮全体に満遍なく広げる

ウェットヘッドスパでは、シャンプーをしっかりと泡立てることが重要です。

 

手のひらに適量のシャンプーを取り、地肌に付ける前に泡立てます。

 

専用のネットを使用すると簡単にキメの細かい泡を作れます。

 

シャンプーが十分に泡立ったら、その泡を頭皮全体に満遍なく広げていきましょう。

 

 

②指の腹で生え際から頭頂部に向かって円を描くようにマッサージする

頭皮全体に泡を広げたら、指の腹を使って生え際から頭頂部に向かって円を描くように動かしていきます。

 

空気が取り込まれるようにすると泡立ちが良くなります。

 

頭皮を傷めないように注意しながら、生え際から頭頂部にかけてマッサージしてください。

 

 

③頭頂部を持ち上げるように動かす

指の腹でマッサージを行った後は、頭頂部を動かしていきます。

 

手のひら部分を頭頂部に当て、頭皮を持ち上げるように動かします。

 

位置を少しずつ変えながら、頭頂部全体を揉みほぐしてください。

 

 

④指先を使って頭の付け根と後頭部をほぐす

次は頭の後ろ側を指先で刺激します。

 

5本の指を広げたら、親指を頭の付け根に当たるように置きましょう。

 

首の後ろには、頭痛や眼精疲労などに効果があるとされている風池(ふうち)というツボがあります。

 

親指が風池に当たるようにして、気持ち良いと感じるくらいの強さで押していきます。

 

首は比較的敏感な部位なので、強く押しすぎずしく、刺激する位置を変えながらマッサージします。

 

 

⑤すすぎ残しがないようにしっかりと流す

頭部全体のマッサージが完了したら、すすぎ残しがないようにしっかりとシャンプーなどを流します。

 

頭皮に残ったシャンプーなどの成分は肌荒れなどの原因になるため、しっかりとすすぎましょう。

 

特に耳の後ろあたりはすすぎ残しが多い部分なので、重点的に行うようにしてください。

 

その際、お湯の温度が高温だと頭皮に必要な皮脂まで落としてしまい、地肌が乾燥したり、足りなくなった油分を補うために過剰に皮脂が分泌されたりする原因になるため、38℃程度のぬるま湯を使うのがおすすめです。

 

 

 

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シャンプーと一緒にセルフヘッドスパを行うコツ

 

自身でウェットヘッドスパを行う場合、頭皮の汚れをしっかりと落としつつ、髪の潤いを保つために、次の点も意識してみてください。

 

入浴の前にブラッシングする

シャンプーの泡立ちが悪くなる原因の一つは、髪や頭皮に付着した汚れです。

 

一度のシャンプーでしっかりと泡立てるには、入浴の前にブラッシングするようにしてみてください。

 

ブラッシングは髪の絡まりをほどくだけでなく、頭皮などに付着した汚れを落とす効果もあります。

 

特にゴム製のクッションブラシは頭皮への負担が少なく、頭皮ケアでの使用に適しています。

 

 

ぬるめのお湯で予洗いする

髪や地肌に付着した汚れを落とすには「予洗い」も効果的です。

 

シャンプーの前に、ぬるま湯で髪や地肌の汚れを落としておくことで、シャンプーの泡立ちが格段に良くなります。

 

特に頭皮への負担が少ないシャンプーを使用している場合、泡が立ちづらいことがあるため、予洗いをしっかり行うことがおすすめです。

 

 

シャンプー後はトリートメントを使用する

ウェットヘッドスパは通常のシャンプーよりも時間がかかるため、髪に負担を与えてしまうこともあります。

 

髪の手触りを良くするのが目的のコンディショナーやリンスに対して、トリートメントは髪の傷みのケアや補修がメインです。

 

そのため、シャンプー後はトリートメントを使用するようにしましょう。

 

また、髪の傷みが気になる場合は、ドライヤーの熱から守ってくれるオイルなどのアウトバストリートメントを併用するとより効果的です。

 

 

 

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より本格的なセルフヘッドスパにおすすめのケアグッズ

 

セルフヘッドスパに特別な道具は必要ありませんが、より本格的で効果的なケアをしたい場合は、以下のグッズを使用するのも良いでしょう。

 

また、頭皮の汚れが気になる人には、クレンジングのためのオイルやクリームがおすすめです。

 

オイルは頭皮の汚れを浮かし、落としやすくしてくれます。

 

地肌の乾燥が気になる方は、保湿成分が含まれるクリームタイプを試してみてください。

 

ただし、やりすぎは頭皮の乾燥に繋がるため、クレンジング剤はスペシャルケアとして週に一度程度の使用に留めましょう。

 

 

ツボを刺激しやすい手動のヘッドマッサージ器

「ツボをピンポイントで刺激したい」「手軽に頭皮ケアをしたい」という人におすすめなのが、手動タイプのヘッドマッサージ器です。

 

ドライヘッドスパだけでなく、入浴時にも使用することができます。

 

先端が尖っていたり、硬すぎたりすると頭皮を傷つける原因になるため、シリコンなどでできた適度な硬さのものを選ぶと良いでしょう。

 

電動タイプと比較して低価格で、気軽に購入できるのもメリットです。

 

ETVOS(エトヴォス)リラクシングマッサージブラシはその一例で、インバス・アウトバス両用で、顔や肩などの部位にも使えます。

 

 

お風呂でも使えるヘッドスパ家電

「プロが行うヘッドスパを自宅で再現したい」「普通のシャンプーでは落としにくい汚れもキレイにしたい」という人には、お風呂で使えるヘッドスパ家電を試してみるのが良いでしょう。

 

防水性能が高いタイプなら、湯船の中やシャンプーと一緒に使用できます。

 

電源を入れたら頭皮に当てるだけなので、「自分の手でヘッドスパするのが面倒」という人にも向いています。

 

EMS機能を搭載しているタイプや、頭皮以外の部分にも使用できるタイプなどもあり、目的に合わせて選べます。

 

NIPLUX(ニップラックス)EMS HEAD SPA(EMSヘッドスパ)は、IPX7の防水機能とEMS機能、フォトフェイシャル機能も搭載しており、全身に使用可能です。

 

 

 二酸化炭素の入った炭酸シャンプー

ウェットヘッドスパは普段使用しているシャンプーでも行えますが、美容室で受けられるような炭酸ヘッドスパを再現するなら「炭酸シャンプー」を使いましょう。

 

自宅で炭酸泉を使うのは難しいものの、炭酸シャンプーには二酸化炭素が配合されています。

 

特に頭皮のベタつきや臭いが気になる人におすすめで、泡で出てくるため自分で泡立てる必要もありません。

 

ただし、炭酸シャンプーの中には毎日の使用に適さないものもあるため、使用前に商品説明などを確認し、決められた用法を守るようにしてください。

 

Hadient(ハディエント)炭酸シャンプーは、8,000ppmのきめ細かい高濃度炭酸が頭皮毛穴の奥まで洗浄し、アミノ酸系の洗浄成分と4種の植物オイルでダメージ補修も行い、健やかな頭皮を実現します。

 

 

美肌・美髪をサポートするシャワーヘッド

水道水の中に残留される塩素も髪の毛にダメージを与える要因の一つと言われています。

 

塩素の量を低減したり、より洗浄力を上げてくれるシャワーヘッドに変えてみるのも良いかもしれません。

 

空気と混合することによってクレンジング力が上げられ、微細なバブルと水が毛穴の奥の汚れを洗浄します。

 

ミラブルplusは、毛穴の奥まで届く超微細気泡を含むウルトラファインバブルを生成するシャワーヘッドで、毛穴の細かいところまでバブルが入り込み、皮脂や汚れなどを隅々まで洗浄可能です。

 

また、搭載しているフィルターにより、水道水の塩素の残留を低減し、肌への塩素刺激を抑えてくれます。

 

 

 

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まとめ

ここまで、自宅で行うセルフヘッドスパのメリットややり方について説明してきました。

 

やり方さえ覚えてしまえば、髪を濡らさずに行うドライヘッドスパも、シャンプーと一緒に行うウェットヘッドスパも手軽にできます。

 

また、必要に応じてクレンジングオイルやヘッドスパ家電などを併用すれば、自宅でもより本格的なケアが可能です。

 

経済的にも時間的にも、頻繁にヘッドスパ専門店や美容室へ通うのが負担に感じる方は、店舗でのヘッドスパは月に1回程度に留め、普段のケアはセルフヘッドスパで行うと良いでしょう。

 

ただし、間違った方法でのケアは逆効果に繋がることもあるため、今回の記事を参考にして、正しい方法で行うようにしてください。

 

 

 

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▶関連記事:ドライヘッドスパとは?効果・注意点・頻度を徹底解説!

 

 

この記事を書いた人

高本聖子先生‗日本スキンケア協会認定講師 width=

高本 聖子 先生

*日本スキンケア協会 認定講師
*プライベートサロンBPPT桜梅桃季 オーナー
*ビューティースクールBPPT桜梅桃季アカデミー 学院長
*リアルビューティーアカデミー 学院長
*JSSE 認定エステティシャン
*日本エステティック協会 認定エステティシャン

大手エステサロン2社に勤務し、店長マネージャー、トレーナーとして社員教育や顧客向けのイベント講師などを務める。 メンズエステ指導、トレーナー育成やシンガポールの大手チェーン店への技術指導研修などの経験も持つ。
現在は35年間の美容経験と教育指導30年キャリアを活かし、自サロンの運営、サロンのコンサルティング、独立開業の支援などを中心に現場に沿った指導を行う。日本のみならず中国のエステサロンでも教育を行う。これまでに教育した人数は5,000名以上。

 

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