2025年5月19日2025年5月19日エステ王子チャンネル

新規カウンセリングでの長期プランの提案方法!

サロン経営をより安定させたいと考えたとき、重要なキーワードのひとつが「長期プランのご契約」です。

 

特に新規のお客様に対して、どのようにすればスムーズに長期プランをご提案できるのか。

 

今回はその具体的な考え方とアプローチについてお話しします。

 

短期・中期・長期…提案のバランスを見直す

新規のお客様とのカウンセリングでは、多くのサロンで複数のプランをご用意しているかと思います。

 

例えば:

・短期プラン:1〜2ヶ月(例:週1回×4回、週2回×8回)

 

・中期プラン:3〜4ヶ月

 

・長期プラン:20〜30回ほどの来店を想定した半年以上のコース

 

ここで一度振り返ってみてください。

 

「長期プランをどのくらいの割合でご提案できていますか?」

 

短期・中期ばかりに偏っていないでしょうか?

 

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

 

長期プランが持つ意味と可能性

もちろん、「長期プラン=絶対に良い」というわけではありません。

 

お客様の目的やライフスタイルによっては、短期のほうがベストな場合もあるでしょう。

 

しかし、長期プランをご契約いただくということは、お客様がそのサロンに**「定期的に通う」ことを自分自身に約束する**ということでもあります。

 

これは、お客様にとってもサロンにとっても大きな価値です。

 

・継続的な施術による効果の実感

 

・ホームケアや物販などのご提案の幅が広がる

 

・お客様との信頼関係が深まる

 

・経営の安定・先の見通しが立てやすい

 

こうしたメリットを考えると、長期プランをどれだけ“自然に”ご提案できるかが、これからのサロン運営のカギを握っていると言えるでしょう。

 

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

 

お客様が感じる“長期プランのハードル”

とはいえ、新規で来店されたお客様がいきなり「半年以上通いたい」と思うことは稀です。

 

多くのお客様はまず2〜3ヶ月を目安に様子を見ようと考えています。

 

「このサロンで効果が出るのか」「本当に信頼できるのか」という不安があるのは当然の心理です。

 

ですから、最初のカウンセリングで“いきなり長期プランを提示する”のは、逆効果になりかねません。

 

そこで重要になるのが、“自然に長期プランを提案できる流れ”をあらかじめ作っておくことです。

 

例えば、カウンセリングの冒頭で、「本日はお悩みに合った複数のプランをご提案させていただきますね。最後にご紹介しますので、ご安心ください」と伝えておくことで、お客様の心構えも整います。

 

また、初期提案時にあえて「1年プラン」などの“さらに長期のプラン”を先に提示することで、「半年プラン」が現実的かつ魅力的に見える“比較効果”を活用することも有効です。

 

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

 

サロンのコンセプトが“提案力”を左右する

実は、プラン提案のしやすさには「サロンのコンセプト」も大きく関わります。

 

例えば、短期集中で体重を落とすことを目標としたサロンであれば、1〜2ヶ月の短期プランが主流になるのは自然な流れです。

 

一方、「リバウンドしない身体づくり」や「体質改善」を掲げているサロンであれば、ある程度の期間が必要であることを前提とした提案がしやすくなります。

 

 

お客様にも「このサロンは短期間での成果より、根本的な変化を大事にしている」と伝わることで、長期プランへの納得感が高まります。

 

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

 

長期プランで広がる提案と物販の可能性

長期プランには、経営面でのメリットも多く存在します。

 

たとえば、6ヶ月間通っていただける場合、施術の結果だけでなく、化粧品・サプリメント・インナーなどのホームケア商品の提案機会も自然と増えます。

 

結果として、お客様の美と健康をトータルでサポートでき、客単価アップにもつながるのです。

 

短期プランでは短い期間内に多くを伝える必要がありますが、長期プランであれば、時間をかけて丁寧にご案内できるという点も大きな利点です。

 

 

 

契約率を高める“クロージングの前フリ”とは?

長期プランをご提案する上で、最も重要なポイントは「最後にいきなり提案しないこと」です。

 

お客様は、心の準備がないまま長期プランを提示されると、「押し売り」だと感じてしまうことがあります。

 

そのため、カウンセリングの最初に「こういったプランもありますので、最後にご案内させていただきますね」と一言添えるだけで、自然な流れで提案ができるようになります。

 

また、長期プランを提案するには、「もっと長期のプラン」を先に見せるという方法が効果的です。

 

例えば、「1年プランをご提案 → 長いと感じたら半年プランをご案内」という流れにすることで、「半年ならできそう」という感覚を引き出しやすくなります。

 

さらに、ご自身が「最も販売したいプラン」に合わせて、その他の比較プランを用意しておくことで、よりスムーズなクロージングが可能になります。

 

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

長期プランの提案は、ただ「通ってください」と伝えるのではなく、“コンセプト設計・流れ・見せ方”の工夫によって、お客様にもサロン側にも自然にメリットが伝わるものになります。

 

ぜひ本コラムを参考に、あなたのサロンに合った長期プランの提案スタイルを見直してみてください。

 

お客様との信頼関係が深まり、結果も売上も、しっかりついてくるはずです。

 

 

 

【詳しい動画はコチラ】

 

 

 

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。

 

 

あなたにおすすめの記事

ヘッドスパの種類・効果・資格・導入メリットを徹底解説

年収・月収はいくら?エステティシャンの収入と将来設計の実態

未経験OK!今注目の「1日完結」リンパマッサージ資格とは?

【保存版】エステと医療痩身の違いと資格をわかりやすく解説!

小顔マッサージ資格の取得方法やメリット・おすすめの資格を徹底解説

サロンにおける衛生管理の重要性とおすすめの関連資格【4選】