美容&スキンケア情報「敏感肌の概念」

カテゴリー:皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

2020年4月3日


美容&スキンケア情報「敏感肌の概念」

 

今回は、敏感肌の概念についてお伝えいたします。

 

普段の診療で「私は敏感肌ですが、施術して大丈夫ですか?」と

患者様から言われることがあります。

しかし、施術をしても何事も起きないことはよくあります。

 

 

特に女性は自分を敏感肌と思い込みすぎていることもよくあるように感じますが、

実際には敏感肌となっているかたが存在するのも事実です。

 

しかしこの「敏感肌」という言葉はやっかいです。

 

 

あまりにも一般的かつ、学術用語ではないため定義もあいまいです。

皆さんの認識では、敏感肌は「繊細で過敏な肌」「うすい肌」でしょうか?

 

 

私の考えでは、敏感肌は「肌への刺激に対して過剰に反応

(蕁麻疹、湿疹、かゆみ、ひりつき、赤み)が現れる肌、

そしてそれがどのようなものでも反応が現れる肌」と考えています

(あくまでも私の認識している敏感肌です)。

 

 

例えば一種類の化粧品だけかゆみがでるというのは除外であり、

複数の化粧品を使ってもどれもダメというのが敏感肌なのでしょう。

 

 

つまり、そこには皮膚自体の構造的、

機能的な異常があることが敏感肌の始まりと言えます。

 

 

そのような皮膚状態はどのようにしたら形成されてしまうかというと、

アトピー性皮膚炎がもともとある、花粉症などで肌に炎症をおこしている、

特殊なものとして光線過敏があるなどが考えられます。

 

 

常に何かしら炎症が起きている肌は構造的に外的侵入がしやすく、

また免疫も過多となっていることが多いものです。

 

 

しかし、肌状態を改善することで、

これら症状が改善することもあるのが敏感肌の特徴です。

 

 

たとえアトピー性皮膚炎の素因があっても、

肌状態を常日頃から良い状態に保つことで、肌の基本的な構造も壊れず、

敏感肌の症状が改善していく例を臨床の場でよく経験します。

 

 

 

「敏感肌」は使い勝手が良いので、ついつい気軽に言ってしまいますが、

安易につかうことも注意が必要です。

 

 

本当に敏感肌なのか、何に反応しているのか、

一時的なものなのかなどをいろいろ検討したうえで、

「敏感肌」という言葉を使うようにしたいですね。

 

記事

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
日本スキンケア協会 顧問

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