2018年9月5日2024年1月29日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

美容&スキンケア情報「肝斑とレーザー」

今日は、肝斑とレーザーについて説明いたします。

 

はじめにお伝えすべき重要なことは、肝斑においてシミ取りの通常のレーザーは禁忌ということです。

 

唯一可能な照射系施術はレーザートーニングという手法です。

 

 

通常のしみ取りレーザーやフォトフェイシャル(光治療)はやってはいけないのか?

これらの治療は、肝斑にとって刺激が強すぎるからです。

 

もともと肝斑の色素を作っているメラノサイト、またその周囲の組織環境は色素を作ることに敏感で、ちょっとした刺激ですぐ反応します。

レーザー照射してしまい、かさぶたがとれ、一見とれたように見えても、実はベースは悪化させているのです。

 

 

それはレーザーよりエネルギーの劣るフォトフェイシャルでも悪化させるケースが多々あります。

フォトフェイシャルは「弱い」というイメージがあるかもしれませんが、そのようなことはなく、炎症を過度にしてしまうのです。

それぐらい肝斑というしみは厄介で、気を付けて治療・ケアをしないと悪化、さらには増悪となるのです。

 

 

 

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肝斑に照射可能なレーザーとは

そこで5~6年前からではじめたレーザートーニングという手法は、唯一、肝斑に照射可能なレーザーとして出てきました。

 

レーザートーニングは波長も違えばエネルギー量もけた違いに弱く、ソフトにエネルギーを照射していくものです。

 

1回1回の効果はわかりづらいのですが、5回、10回と重ねることで結果がついてきます

 

もちろんレーザートーニング単体でということはなく、飲み薬やその他施術も併用しないといけません。

 

 

肝斑治療で最も重要なこと

そして、これら治療はとても重要ですが、肝斑治療において最も重視するポイントは「治療前の診断」です。

 

たくさんの症例をみていると、肝斑にもいろいろと種類があるのではと思うことがあります。

 

肝斑に似たしみもあります。

 

だからこそ、安易に治療を受けるのではなく、しっかり診断してもらうことがとても大切なのです。

 

 

 

この記事を書いた人

濱野 英明先生

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

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