2018年7月24日2018年7月24日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

美容&スキンケア情報「にきびとホルモン➁」

にきびとホルモン➁

にきびは、とにかく複数の要因があり、
そしてホルモンが根底にあるので、治りにくいということ。
安易に治るとは言えない疾患でもあります。

今回は、前回の補足とにきび改善について
◆にきびを悪化させる原因

前回のお話しのように、にきびは発症しますが、にきびが繰り返し生じたり、
悪化する要因は男性ホルモンだけではありません。

特に女性では生理周期によるホルモンの増減があります。
生理前に上昇する黄体ホルモン(プロゲステロン)は皮脂産生を亢進させたり、
敏感肌を呈したりと、一時的に肌調子を悪化させます。

またその他にも、疲労、食事、寝不足、メンタルストレス、運動不足、便秘、乾燥肌、血行不良、
喫煙、メイク、過度のスキンケアなど、悪化させる要因はたくさんあります。

これらをどう改善していくかというのも、にきびがよくなるポイントです。
◆にきび肌を改善する

一般皮膚科では飲み薬、塗り薬が処方され、美容皮膚科では
ピーリング、レーザー、イオン導入などの治療が主体です。
しかし、これらの治療において根本(ホルモンバランス)を改善している治療はあまりありません。

あくまでも、にきびが起こるお肌、毛穴へのアプローチが主体です。
ではこれらの治療は意味がないかというと、そういうことでもありません。
これらの治療はコントロールという意味で、やはり効果は現れます。

コントロールとはにきびが出ても早く治す、にきびになりにくいお肌にするという意味です。
さらにコントロールすることの一番のメリットは、実は『にきび跡』のところにあります。

炎症を繰り返す、長引いているにきびは、色素沈着、赤みを呈する、
凹んでしまうなどのいわゆる“にきび跡”となります。

にきび跡はさらに治しにくい状態でもあるので、そうならないように
“にきびをコントロールする”必要があります。

しかし、何よりも重要なのが、にきびの根本にあるホルモン、
そのホルモンバランスに関わる、疲労、ストレスなどを改善することです。

 

 

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
日本スキンケア協会 顧問

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