2018年7月30日2018年7月30日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

美容&スキンケア情報「ストレスと美肌」

ストレスと美肌

普段の生活でストレスはありますか?
生きてる以上、どんな方でも、程度の差はあれストレスはつきものです。
そして特にストレスはお肌状態を左右することが多いものです。

 

仕事や人間関係からなるメンタルストレスはもちろん、身体の疲労によるストレスも含めて、『ストレス』はお肌へ影響します。
よくある症状は、にきびなどの肌荒れ、乾燥肌、脂性肌、赤み、かゆみなどです。

 

 

 

 

一度はご経験があるかと思います。
では、人間のストレスの受容はどこが主な部位でしょうか?
ストレス反応の中枢はやはり“脳”です。

 

さらに言うと海馬、扁桃体、視床下部が主なところと言われています。
この中でも視床下部は脳の底辺についており、自律神経(交感神経、副交感神経)機能、内分泌(ホルモン)機能、
摂食行動・性行動・睡眠などの本能行動、および情動行動制御の中枢でもあります。

 

これらすべて、ストレスがかかると異常をきたしてくるものばかりです。
つまりストレスが加わると視床下部の機能が異常となり、様々な機能のうち内分泌=ホルモン分泌にも支障がでるというわけです。
こういう状況では、視床下部→下垂体→副腎の経路で本来は恒常性を保つはずのホルモンバランスが崩れて、
肌荒れの原因のホルモンがさらに産生されてしまいます。

 

そして最近ではストレスと活性酸素の関係性も報告があり、
分泌された一部ホルモンの分解過程で活性酸素が産生され、分解が多ければ多いほど体内の活性酸素は過剰になっていきます。
活性酸素は細胞を劣化、または炎症を過度にするため、やはりなくしたいものです。

 

 

 

 

体内にあるビタミンCは、抗酸化作用を利用して活性酸素を抑えるため、どんどん消費されていきます。
つまりビタミンCは多くあるにこしたことはないのです。
実は、ビタミンCの貯蔵で多いところは脳と副腎です。

 

そう、ストレスに関係する場所です。
もちろんお肌でもビタミンCは必要になってきますが、
他で消費されてしまうとお肌トラブルに対する作用が減弱、より肌荒れを引き起こします。

 

やはり多く蓄える必要があり、食事だけでなく、サプリメントなどの補助も有効と考えられます。
つまり、それがゆくゆくの美肌につながるのです。

 

 

記事

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

日本スキンケア協会 顧問

 

 

 

 

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