2018年11月4日2018年11月4日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

美容&スキンケア情報「しみと美白➁」

しみと美白➁

今日は、前回の続きでしみと美白➁について記載いたします。

しみについて、良性が悪性かについてでしたがその続きになります。

良性、悪性がわからなくとも、しみには放っておいても悪さをしないもの(良性)、
悪さをするもの(悪性)があるという事をお客様に伝えるだけでも良いのです。

 

そこで心配があれば、皮膚科受診をすすめて下さい。特に心配なしみは大きいもの、急に大きくなったもの、
形が不整なもの、盛り上がったもの、出血しやすいものなどがあります。

このような事が有るか無いかをカウンセリング時に聞くのも良いでしょう。
また良性のしみでも注意しなければならないしみがあります。

最近、雑誌などメディアにとりあげあれる「肝斑」です。このしみは特殊で一筋縄ではいきません。
一昔前までは飲み薬しか効果があるものが無く、また通常のしみとりレーザーが肝斑には使用できない事もあり、
治療に苦労する例が多かったものです。

しかしレーザートーニングという新しいレーザー照射法により治療結果が一変しました。
美容皮膚科でも数多くの方が肝斑が気にならなくなったとも、聞いております。

 

このような治療以外にも悪化させない方法があります。それは紫外線、過度の刺激を避けることです。
良かれと思って洗いすぎたり、こすり過ぎたりするのは良くありません。
紫外線も悪化するだけでなく発症のきっかけにもなります。
このようなアドバイスも喜ばれるのではないでしょうか。

 

また、しみとともに美白という言葉もよく耳にするようになりました。
美白とは肌全体のトーンの明るさがでる状態をいいます。しみ云々が中心なのではありません。

 

もちろんしみの色合いも関与しますが、それよりもいわゆる肌のトーンです。
これには肌そのものの色だけではなく、肌のつや、潤い、にきび跡の有無、しみ、たるみ、
毛穴の開きなど様々な原因が重なり合い作られるものなのです。

美白を行うにも、単純に美白の化粧品を使うだけではなく、いろいろとアプローチ方法があると言う事も、
一つポイントになると思われます。

 

このように、しみ、美白一つとはいえ、数多くの知識が必要になってくるのです。皆さんもいろいろ勉強してみて下さい。

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
日本スキンケア協会 顧問

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