2018年8月27日2018年8月27日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

美容&スキンケア情報「皮膚・真皮層について②」

皮膚・真皮層について②

今日は、皮膚・真皮層について続きを記載させていただきます。

前回のお話の通り、真皮層にはコラーゲン、エラスチンなどの線維が主ですが、
その周りにある基質も重要な役割を担っています。
基質は、線維や細胞の隙間を埋めるように存在し、その成分は糖蛋白やプロテオグリカンが主な成分です。
糖蛋白は分子量が15万~20万で、水分保持やコラーゲン、エラスチンなどの線維成分の安定化を担っています。
また細胞増殖、分化、創傷治癒に関与しています。

プロテオグリカンは糖蛋白にムコ多糖(グリコサミノグリカン)が多数結合した巨大な構造です。
ムコ多糖で有名な物質が『ヒアルロン酸』です。
水分保持で有名です。

その他にも線維の支持、基質の保持に働くデルマタン硫酸があります。
これら基質成分の多くは、線維成分と同様に線維芽細胞から産生、分泌されます。
コラーゲンのことも含めて考えると、線維芽細胞が健康で、
活動をちゃんとしていることが、肌のハリにつながる根本であることがよくわかります。
ちなみに線維芽細胞は、ホルモンがその調整役ともいわれています。
ホルモンバランスはどのアンチエイジングでも重要です。

 

記事

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
日本スキンケア協会 顧問

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