注目の美容成分 角質除去作用のある「スブチリシン」

カテゴリー:大学教授に学ぶ正しい化粧品の知識

2022年6月10日


注目の美容成分 角質除去作用のある「スブチリシン」

 

スブチリシン (Subtilisin) は枯草菌 Bacillus subtilis 又は Bacillus licheniformis から得られる酵素です。

細胞のターンオーバーを向上、皮膚の小じわを減らす作用があります。

 

また、毛髪成長の阻害作用があり、ムダ毛処理に適しています。

 

スブチリシンはセリンプロテアーゼに分類され、

最適pHは9~10ですが、pH6でも活性あります。

分子量は約2.8万で基質特異性は低いタンパク質なので、接触感作性が危惧されます。

 

さらに自己消化により化粧品製剤中での活性か低下することが考えられます。

 

COLETICAからExfocelliaの商品名で販売されているものもあります。

これは枯草菌の一つであるリシェニフォルミス菌(Bacillus licheniformis)由来のプロテアーゼ(タンパク質分解酵素の一つ、Subtilisin)を結晶化し、グルタルアルデヒドにより架橋重合化して大きな分子にさせ、皮膚に吸収されない懸濁液にしたものです。

 

 

 

 

Exfocelliaには、シワ予防・改善作用や角質除去作用があります。

角質除去作用としては、α-ヒドロキシ酸やサリチル酸が化粧品や薬用化粧品 (医薬部外品) として使用できるが、刺激があります。

 

Exfocelliaは、皮膚に浸透しないので皮膚の刺激性は無く、皮膚表層の角質だけを直接、タンパク質分解作用により剥離するものであり、肌にマイルドな角質除去成分です。

表皮は新陳代謝を繰り返しており、

役目を終えた角質細胞は、最後に薄片となって剥離します。

加齢によって角質細胞が正常な新陳代謝によって取り除かれずに、いつまでも残ってしまうと肌の肌理が粗く見えたり、くすんで見えたりします。

 

タンパク質分解酵素を配合した洗顔料は、

皮膚の老化した角質などの接着に関与するタンパク質を分解するので、界面活性剤では取り除きにくい古くなった角質細胞を効果的に除去することができます。

 

 


記事

前田 憲寿 先生

医学博士

東京工科大学 応用生物学部 応用生物学科

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

特許庁 機能性皮膚化粧料調査委員会 委員長

九州大学大学院薬学研究科、東北大学大学院医学研究科を経て、資生堂ライフサイエンス研究センター皮膚科学研究所にて主任研究員を務める。2007年に東京工科大学バイオニクス学部教授、バイオ・情報メディア研究科教授に就任。2008年より、同大学応用生物学部、バイオ・情報メディア研究科教授に就任。専門分野は、香粧品科学、皮膚科学、分子細胞生物学、生化学、薬理学など。テレビなどのメディア出演も多数。

 

 

 

 

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