2018年8月30日2024年3月25日大学教授に学ぶ正しい化粧品の知識

『高い保湿効果が期待できる「コンドロイチン硫酸」②』」

今日は、前回の続きである注目の美容成分 『高い保湿効果が期待できる「コンドロイチン硫酸」②』について記載します。

 

前回は、コンドロイチン硫酸の構造の変化について、プロテオグリカンの種類、動物種、組織、発生段階等によって異なるところまで記載いたしました。

 

上記の内容から例えば、哺乳類の皮膚にはデコリンと呼ばれるプロテオグリカンにデルマタン硫酸が豊富に見られますが、マスト細胞には、コンドロイチン硫酸Eが多く存在します

 

サメの軟骨には、GlcAの2位とGalNAcの6位に硫酸基が付加したコンドロイチン6硫酸(コンドロイチン硫酸D)が多く存在します。

 

コンドロイチン硫酸は、細胞外液の容量調節と水分代謝、細胞外液のイオンの移動と調節、組織の維持・強化、柔軟性の保持等に寄与していると言われています。

 

 

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また、プロテオグリカンとして、多くは細胞外マトリックスの形成に関与し、細胞接着、移動、分化、増殖などの制御を行っていると考えられています。

 

医薬品のヘパリン類似物質(ヘパリノイド)はコンドロイチン硫酸Dの構造をもっています。

 

親水性の水酸基・硫酸基・カルボキシル基を多く持ち保水力に優れています。

 

また、血液凝固抑制作用、血流量増加作用による血行促進作用も持っているため、しもやけや傷跡を残したくないときにも使用されます

 

ヒルドイド[ヘパリン類似物質] は、アトピー性皮膚炎など皮脂欠乏症の治療薬として、1990年に承認された古い薬です。

 

 

 

この記事を書いた人

前田 憲寿 先生

前田 憲寿 先生

*医学博士

*東京工科大学 応用生物学部 教授

*日本スキンケア協会 顧問

*特許庁 機能性皮膚化粧料調査委員会 委員長

九州大学大学院薬学研究科、東北大学大学院医学研究科を経て、資生堂ライフサイエンス研究センター皮膚科学研究所にて主任研究員を務める。2007年に東京工科大学バイオニクス学部教授、バイオ・情報メディア研究科教授に就任。2008年より、同大学応用生物学部、バイオ・情報メディア研究科教授に就任。専門分野は、香粧品科学、皮膚科学、分子細胞生物学、生化学、薬理学など。テレビなどのメディア出演も多数。

 

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