2013年11月11日2013年11月11日お肌のトラブルケア

美容&スキンケア情報「紫外線や日焼け止めなどに関する消費者の意識の動向」

紫外線や日焼け止めなどに関する消費者の意識の動向

近年、紫外線防御に対する消費者の意識は益々高まっており、
2012年の日焼け止め化粧品市場は267億円と、2009年に比べると13%も増えています。

 

これは、紫外線の肌に及ぼす影響が一般に広く認識されてきたことや、
美容に関心をもつ若い男性による需要が伸びていることなどが要因として考えられます。

 

また、今年から日本化粧品工業連合会の自主基準としてのPA表示に新たに導入された

「PA++++」の影響もあり、

今後も日焼け止め化粧品の市場拡大が予想されます。

 

 

 

 

一方で、紫外線防御効果は日焼け止め化粧品だけでなく、
化粧下地やファンデーションといったベースメイク化粧品にも求められる重要な機能です。

 

また、近年のメイクアップのトレンドとしては、「透明感」や「自然」といった、
ナチュラルな仕上がりを好む傾向が見られます。

 

化粧品会社のアンケートにおいてもファンデーションに求める機能のうち、
基本的な「カバー力」や「化粧持ち」に次いで、「自然な仕上がり」や「透明感」を求める声が多くありました。

 

さらに、女性にとっては毎日使用するものなので、「のびが良い」、
「べたつかない」といった心地良い使用感触も重要な機能として挙げられました。

 

以上のような機能が要求される中で、製剤に紫外線防御能を付与するために欠かせないのが、
微粒子状の酸化チタンや酸化亜鉛といった紫外線散乱剤です。

 

 

 

しかし、これらを高配合するとその凝集性のため、「のびが悪い」「きしみを感じる」「粉っぽい」など、
塗布時の感触が悪くなる傾向があります。

 

さらには屈折率の高さから化粧肌が白く不自然に仕上がったり、
フラッシュ照明下や屋外に出た時などの強い光源下での写真撮影において、白浮きしてしまったりといった現実があります。

 

特に製剤中の大半を紛体が占めるメイクアップ化粧品、とりわけパウダーファンデーションにおいては、
紛体そのものの特性や使用感触が大きく影響を与えると言っても過言ではありません。

 

そこで、微粒子状の酸化チタンや酸化亜鉛の配合による感触や仕上がりへの影響を抑え、
紫外線防御効果とメイクアップ化粧品本来の色彩的・官能的な効果とを
併せ持った化粧品の開発が求められています。

 

すなわち、紫外線は効果的に防ぎたいが、心地良い使用感触や自然な仕上がりを求めるといった、
いわば相反する機能が期待されています。

 

化粧品の機能は多岐に渡っており、消費者もそうした多機能性化粧品を求める傾向にあります。
(参考:フレグランスジャーナル9月号)
このようなことから、一般の方の紫外線に対する意識が高まってきていることがわかります。
サロンに来店されるお客様をはじめ、一般女性の紫外線や美白に関する知識も高くなると考えられます。

 

 

 

 

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