2021年12月13日2021年12月13日スキンケアの基礎知識

冬になると乾燥する理由

こんにちは。

ずいぶんと寒くなりいよいよ冬本番ですね。

朝晩と日中の寒暖差が激しく服装で悩まれる方や

朝布団から出にくくなった方など悩みは様々だと思います。

 

ですが、この時期1番多く聞く肌の悩みは“乾燥”です。

なぜ乾燥がおこるのでしょう?

今回は乾燥と保湿剤に含まれるグリセリンについてお話ししていきます。

 

肌の一番外側の角層(角質層)は、私たちの体から水分が蒸散するのを防ぐとともに、

外からの異物が入ってくるのを防ぐ重要な働きをしています。

角層は 1μmほどの平らな角質が10 層〜20 層重なった構造をしており、

髪の毛の断面の1/10ほどの厚さです。

 

湿度の低い冬では、最外層の角層では水分がなくなり、

乾燥してひび割れしてしまいます。

ひび割れするとそこから体の水分が蒸発したり、

異物が侵入してアレルギー反応を起こしたり、

アトピー性皮膚炎になることもあります。

 

角層は水を含むとしなやかな柔軟性をもちますが、

乾燥するともろく、壊れやすくなります。

つまり角層には適度な水分が必要なのです。

 

グリセリンは角層の水分を保持する機能が高く、角層をしなやかにしてくれます。

ほとんどのスキンケア化粧品には 1%〜10%が入っており、

しっとりタイプの化粧水には 5%〜10%のグリセリンが入っています。

 

また、さっぱりタイプの化粧水では 3%以下です。

スキンケア化粧品の保湿力はグリセリンの効果といっても過言ではないほど、

スキンケア化粧品にはなくてはならない存在なのです。

 

乾燥肌の人は、5%以上のグリセリンが入った化粧水で

毎日スキンケアすると良いとされています。

ただ、グリセリンの欠点はベタつくところで、

ベタつきをなくすためにアルコール(エタノール)を配合したり、

グリセリンの配合量を下げ、代わりの保湿剤

 

・1,3-ブチレングリコール(BG)

・ジプロピレングリコール(DPG)

・ポリエチレングリコール(PEG)

・トレハロース・エリスリトール

 

などの糖類を配合したりと、様々な処方のスキンケア化粧品が販売されています。

 

 

参考:「しっかり学べるスキンケアカウンセリング教本」
日本スキンケア協会 公式テキスト

 

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