年を取ったら毛穴は小さくならない？

こんにちは。

一度広がってしまった毛穴をどうにかして小さくしたい、なくしたい！と思ったことはありませんか？

 

歳を重ねるとそう感じることも増えてくるかと思います。

 

今回は広がる毛穴についてのお話です。

 

 

考えられる原因

年齢を重ねるごとに肌はたるみますが、加齢による毛穴の広がりは、たるみが原因と思われます。

 

毛穴の数は大人も子供も変わらず、性別によっても大きな違いはなく、顔だけでも 20万個はあります。

 

通常の毛穴の直径は 50μm程度で、毛穴開口部は 600μm ほどです。

 

毛穴開口部の大きさや色によって毛穴が目立つかどうかが決まります。

 

目立つ毛穴ほど大きな皮脂腺があり皮脂を分泌していますので、脂性肌の人の毛穴は目立ちやすくなります。

 

 

また、毛穴に角栓が詰まった状態になると毛穴は広げられ大きくなってしまうので、毛穴が広がってしまう原因にもなります。

 

 

角栓は細胞由来のセラミド・コレステロール・遊離脂肪酸やタンパク質成分のほかに化粧品成分・汚れからできています。

 

角栓を形成しやすい成分を配合した化粧品を塗り続けると、角栓の形成が促進されて毛穴が広がる可能性があります。

 

洗顔しても開口部に残りやすい粉体や化粧品成分は、角栓の核になる可能性があります。

 

また、粉体が球形ではないものは皮膚を傷つける可能性と開口部に残存する率が高いので使用を控えた方が良いです。

 

洗顔料で落ちにくい粉体・化粧品成分のほうが毛穴を詰まらせる可能性が高いと思われます。

 

 

 

 

 

 

スキンケアのポイント

たるみからくる毛穴の広がりは日常的に表情筋などを刺激するマッサージでケアをしましょう。

 

毛穴に角栓を詰まらせないように、まずは基本的な洗顔を丁寧に行うことが重要です。

 

また、ピーリング化粧品などを使用し余分な角質を取り除くことも毛穴の詰まりの予防につながります。

 

 

 

その他の注意点

毛穴は食事から摂った油の排泄器官でもあります。

 

過剰な皮脂の原因となる脂っこい食事を控えるなど食生活にも気を配りましょう。

 

 

 

引用:「しっかり学べるスキンケアカウンセリング教本」　日本スキンケア協会　公式テキスト

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

小野 浩二 先生（エステ王子）

＊エステティックコンテスト全国大会1位

＊ビューティ＆ウェルネス専門職大学 准教授

＊日本スキンケア協会 代表理事

＊日本エステティック業協会（AEA）認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。

 

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