2025年2月4日2025年2月4日エステ王子チャンネル

知っているけどできていない好印象を与える4つの基本

知っているけれど聞けない、好印象を与える4つのポイントの基本中の基本をご紹介します。

 

実はこの基本ができていない方が結構多いくいらっしゃいます。

 

良い印象を与えることができれば、コミュニケーションが円滑になり、自分の信頼も得られるようになり、売上に直結します。

 

今回はその4つのポイントをご紹介していきます。

 

 

第一印象を決める「笑顔」の重要性

私たちは日々、多くの人とコミュニケーションを取ります。

 

その際、相手に好印象を与えるために最も重要な要素の一つが「笑顔」です。

 

実際、笑顔は第一印象を決定づける大きな要素であり、ビジネスや人間関係の成功にも直結しています。

 

笑顔の力とは? ~第一印象を決める重要な要素~

「笑顔が大切」とは誰もが知っていることですが、実際には意識していないとできていない方も多いのが現状です。

 

第一印象は出会って数秒で決まると言われており、その短い時間の中で相手に安心感や信頼感を与えるために、表情が果たす役割は非常に大きいのです。

 

例えば、無表情のまま挨拶をされたときと、明るい笑顔で迎えられたときでは、相手が受け取る印象はまったく異なります。

 

前者は冷たい印象や不安感を与えかねませんが、後者は親しみやすさや安心感を生み出します。

 

そのため、良い笑顔を身につけることは、人間関係を円滑にし、信頼を得るための大切なスキルなのです。

 

 

自分の「理想の笑顔」を知ることが大切

しかし、「笑顔を意識している」と思っていても、実際にはそれが相手にどう映っているかを確認する機会は意外と少ないものです。

 

自分では自然な笑顔のつもりでも、思ったよりも硬かったり、不自然に見えていることもあります。

 

そのため、自分の笑顔がどのように見えているのかを他者の視点からチェックすることが重要です。

 

家族や友人、職場の同僚など、信頼できる人に「自分の笑顔はどう見えるか?」と聞いてみましょう。

 

客観的な意見をもらうことで、自分では気づけなかったポイントを改善できます。

 

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

 

暗い声は売上を下げる?声のトーンが与える印象

「声のトーンなんて関係ない」と思うかもしれませんが、実は声の高さや明るさが、相手の印象を大きく左右するのです。

 

例えば、低くて暗い声の人がカウンセリングをすると、話している内容がポジティブでも、相手には 「なんとなく暗い雰囲気」 が伝わってしまいます。

 

反対に、少し明るめの声で話すだけで、親しみやすさや信頼感がアップし、相手は安心して話を聞いてくれるのです。

 

実際に、コールセンターの研修で、暗い声のオペレーターが担当すると 成約率が下がる というデータがありました。

 

しかし、意識的に声のトーンを上げるよう指導したところ、契約率が向上 したという報告があるのです。

 

つまり、声のトーンを少し変えるだけで、お客様の反応が大きく変わるということ。

 

この効果は、カウンセリングや接客の現場でも同じように期待できます。

 

 

声のトーンを調整する具体的な方法

では、具体的にどうすれば好印象を与える声のトーンを作れるのでしょうか?

 

以下のポイントを意識してみてください。

 

普段より1~2トーン高めに話す

人は、低い声よりもやや高めの声のほうが、知的で明るく聞こえる傾向があります。

 

そのため、普段より1~2トーン上げて話すことを意識しましょう。

 

例えば、 「電話で話す時の自分の声」 を録音して聞いてみてください。

 

普段の声よりも少し高めに聞こえませんか?

 

実は、電話対応では無意識に声のトーンが上がる人が多いのです。

 

このトーンを 対面でのカウンセリングや接客の時にも意識する ことで、明るく親しみやすい印象を与えることができます。

 

 

第三者にフィードバックをもらう

「自分の声のトーンは問題ないかな?」

 

そう思ったら、ぜひ家族や同僚に聞いてもらいましょう

 

人は、自分の声を客観的に聞くことが難しいものです。

 

そのため、信頼できる人に「私の声の印象ってどう?」と聞いてみるのが効果的です。

 

また、スマホで自分の話し声を録音して聞いてみるのもおすすめ。

 

意外と「思っていたよりも暗い声だった!」と気づくことがあるかもしれません。

 

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

 

姿勢がもたらす印象

エステティシャンにとって、施術技術やカウンセリングスキルはもちろん重要ですが、それと同じくらい大切なのが「姿勢」です。

 

なぜなら、姿勢はお客様に与える第一印象を左右し、信頼感や安心感を生み出す要素だからです。

 

どれだけ素晴らしい技術を持っていたとしても、姿勢が悪ければ「プロフェッショナルらしくない」「頼りない」といった印象を与えてしまうこともあります。

 

では、どのような姿勢を心がければ良いのでしょうか?

 

詳しく解説していきます。

 

猫背は絶対NG!

まず、最も避けるべきなのが「猫背」です。

 

猫背になると、姿勢が悪く見えるだけでなく、以下のような悪影響を及ぼします。

 

不健康な印象を与える

うつむきがちになるため、疲れている・元気がないといった印象を持たれがちです。

 

エステティシャンは美容と健康のプロですから、まずは自分自身が健康的でエネルギッシュに見えることが重要です。

 

 

自信がないように見える

背中が丸まっていると、自信がなさそうに見えてしまいます。

 

特に初めてのお客様に対しては、堂々とした姿勢で接することが、安心感を与えるポイントになります。

 

 

カウンセリング時の姿勢にも注意

施術前のカウンセリングは、お客様との信頼関係を築く大切な時間です。

 

このときの姿勢にも気をつけなければなりません。

 

・上から見下ろす姿勢は避ける

立ったまま、または高い椅子に座ってお客様を見下ろすような姿勢は、威圧的な印象を与えてしまいます。

 

カウンセリングは対等な立場で行うことが大切なので、目線をお客様と同じ高さに揃えるようにしましょう。

 

肩をすぼめたり、足を組んだりしない

肩をすぼめると消極的に見え、足を組むとリラックスしすぎている印象を与えることがあります。

 

特にお客様と対面しているときは、姿勢を正して誠実な印象を持ってもらうよう意識しましょう。

 

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

 

清潔感はプロの基本

エステティシャンや美容業界に携わる方にとって、「清潔感」は最も重要な要素の一つです。

 

お客様は施術技術だけでなく、セラピストの印象やサロンの雰囲気にも大きく影響を受けます。

 

その中でも、視覚的な清潔感が第一印象を決めるポイントになります。

 

「不潔な印象を持たれないこと」は当然ですが、それだけでは足りません。

 

「あの人はいつも清潔感があって素敵だな」と思われるレベルを目指すことが、リピート率や信頼度向上にもつながるのです。

 

では、どのように清潔感を意識すれば良いのでしょうか?

 

 

髪型の清潔感を意識する

髪は顔の印象を決める大きな要素です。

 

清潔感を出すためには、ボサボサの髪や寝ぐせがついたままでは、清潔感に欠けてしまいます。

 

毎朝、鏡でチェックし、きちんと整えることを習慣にしましょう。

 

また、長い髪はまとめましょう。

 

施術中に髪が顔や手元にかかると、清潔感が損なわれるだけでなく、仕事のしやすさにも影響します。

 

ポニーテールやシニヨンなど、スッキリとしたヘアアレンジを心がけましょう。

 

 

メイクは「清潔感重視」で

メイクは、ナチュラルで健康的に見せることがポイントです。

 

濃いメイクや派手な色使いは避け、明るく健康的な印象を意識しましょう。

 

ファンデーションは厚塗りになりすぎず、透明感のある仕上がりを目指すと良いです。

 

 

制服や衣類の清潔さは見落とし厳禁

サロンの制服は、清潔感を象徴する重要なポイントです。

 

特に、白い制服を着ている方は注意が必要です。

 

白い制服は、最初は真っ白でも、少しずつ黄ばみやくすみが出てきます。

 

毎日見ていると気付きにくいですが、お客様は一瞬で「なんとなくくすんでいる」と感じてしまうことも。

 

最初に購入したときの白さを覚えておき、定期的に新しいものと交換するようにしましょう。

 

 

足元のケアも忘れずに

意外と見落としがちなのが、足元の清潔感です。

 

ナースシューズや靴は汚れがないかチェックしましょう。

汚れた靴やくたびれたナースシューズは、清潔感を損なう要因になります。

 

定期的に洗ったり、汚れが取れない場合は新しいものに買い替えましょう。

 

 

 

以上4つの基本となるポイントをしっかりとおさえて、売上アップに繋げましょう。

 

 

【詳しい動画はこちら】

 

 

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。

 

 

あなたにおすすめの記事

「熱意」は伝わっているか?お客様に響く接客の本質

常連客を作れないエステサロンの共通点とは

『目の下のクマ』 を知る②

『目の下のクマ』 を知る①

エステサロンで「検討します」と言われる心理と解決策

腸内環境を整えることが肌の美しさへ